入出金手段豊富で初心者にも使いやすいブックメーカーの10bet Japanが、スポーツベットページの全面リニューアルを行いました。中身が大きく変わりましたので、新しいページの主な特徴、追加された機能、撤廃されたマーケットやオッズ、そのほか気になるところをチェックしてまとめました。
2021年10月4日~
10betJapanは賭けっ子リンリン(略称:賭けリン)に名称変更(リブランド)しました。サイト自体の使い方はそのままです。
このページの内容
10betがスポーツベットコーナーを全面リニューアル!
10betでは、2021年6月24日夜間〜25日にかけてスポーツベッティングのプロバイダーの切り替えを伴う大幅なアップデートが実施されました。
そもそもの話をしますと、ブックメーカーと呼ばれるサイトは「専門部署を持ち、自分たちでオッズを出して賭けを提供している自社完結タイプ」と、「スポーツベット専門の外部プロバイダー企業と契約し、そのプラットフォームをサイトに組み込んでいる外注タイプ」の2つがあります。
当サイト掲載ブックメーカーでいくつか例を挙げますと、ウィリアムヒルやbet365、スポーツベットアイオーなどは前者、カジ旅、チェリーカジノ、そして10betなどは後者にあたります。
最近オープンした新しいブックメーカーサイトや、オンラインカジノサイトがあとからスポーツを導入するパターンはほぼ後者タイプです。自社でオッズ計算し、提供し、リスク管理を行うのは大きなコストと手間がかかるため、ゼロからスポーツベッティングのプラットフォームを用意するゲーミング企業は最近はレア。それに比べて、すでに出来上がった雛形を導入するのはまだ手軽なようです。
しかし手軽だけに、このようなプロバイダー提供型のブックメーカーサイトは、契約の関係や、より良いサービス提供を目的として中身を変えることがあります。
具体的には、2021年3月にはカジ旅スポーツがリニューアルしました。今回の10betの件も同様です。
10betの新スポーツベットの特徴や以前との比較
事情はさておき、ユーザーとして気になるのは「結局、このリニューアルがどのような影響をもたらすのか」というところですよね。
以下、新しいスポーツベットのページについての特徴や変更点をご確認ください。
インターフェイスの変化
まず見た目、ナビゲーション、操作性について。
色味はほぼ同じですが、レイアウト、オッズの並び、雰囲気は多少変化しています。
各試合オッズの下の★マークをクリックすると「お気に入り」リストに追加でき、あとからチェックしやすくなります。フィールドのマークはライブベット対象という意味、その隣のグラフのマークを押すと統計データのページへ移動します。右端の数字はオッズの総数です。試合が近づくにつれて増えていきます。
以前から使用されているユーザーさんは、ログインしてサイトをしばらく巡回すればほぼ把握できるかと思いますので、メニューや各スポーツのページを一度ご覧になってみてください。
J1~J3はリーグ一覧の下部にあり
(PC版のサッカーのページ)
念のため補足します。
Jリーグ、ルヴァンカップなどは、「サッカー」のカテゴリで「日本」を選ぶか、あるいは「全リーグ」タブを開き、「もっと見せる」というボタンをクリックしてかなり下へスクロールすると出てきます。または、試合の当日は「デイリーマッチ」に各試合のオッズが並びます。
以前は、「トップリーグ」という箇所に、欧州リーグ戦やカップ戦と一緒にJリーグも並んでいましたが、2021年6月26日時点ではJリーグはそのリストには含まれていないようです。
試合日以外にオッズをチェックする際は「日本」か「全リーグ」へ。
賭けられるスポーツの変更
次に、もっとも重要な点を。
賭けられるスポーツの種類は、残念ながら大きく減りました。具体的には、ボクシング、MMA(総合格闘技)、ゴルフ、F1を含むモータースポーツなどが対象から消えています。
新プロバイダーの導入直前にマネージャーさんからいただきました資料によりますと、対応しているスポーツは以下17種類のようです。
サッカー、テニス、バスケットボール、野球、バレーボール、アメリカンフットボール、オージールールズ、クリケット、バトミントン、ハンドボール、アイスホッケー、ダーツ、スヌーカー、ラグビー、卓球、eスポーツ各種、バーチャルスポーツ各種
このそれぞれの世界各国のリーグ戦・カップ戦、国際大会など。
格闘技やモータースポーツに加え、政治や時事・芸能系の賭け、ウィンタースポーツなどもありません。
賭けられるオッズの変更
消えたスポーツの賭けには利用できなくなってしまったため、特定のスポーツベッターにはダウングレードだと言わざるを得ない感じもありますが、一方で部分的に改善も見られます。
例えば、バスケットボールのスプレッドや、サッカー等のスコアのオーバーアンダー系オッズは選択肢が拡張しています。
スポーツベッティングを熱心に楽しむプレイヤーにとって、ハンデとオーバーアンダーはもっともチェックしたいオッズのひとつ。この選択肢が拡張され、予想に合わせた選択ができるようになったのはメリット。(とは言うものの、他にも同程度のスプレッドラインを提供するブックメーカーはいくつもあるため、特段の強みというわけではありません)
他には、プロ野球はイニング単位のライブオッズが増えていますし、欧州サッカーでもいくつか新しい賭け方が追加されていました。
オッズの名称で一部翻訳エラーがあるようなので、もしも気になるところがありましたらお知らせください。サポートに連携します。
ライブベットはマッチトラッカー機能とライブデータが復活
ライブベットでは、トラッカー機能と各種データが閲覧できるようになりました。(トラッカーとは、試合展開のアニメーション表示、試合中の出来事を時系列に表示した情報)
10betでは以前は試合中のオッズと共に見やすいデータが併設してあったのですが、しばらくメンテナンスが続いていました。今回のリニューアルで新装され、試合の開始前から「両チームの直近の成績」「勝率」「過去の直接対戦成績」などがチェックできます。
リニューアル直後時点では、サッカー、バスケ、テニス、バレーボール、卓球、クリケット、その他各試合と、野球はMLBでデータが確認できました。(プロ野球を含め、非対応の試合ではTournament Not Licensedと表示され、データは閲覧できません)
ライブストリーミングもいずれ視聴可能に?
あと、こちらは完全なる憶測、希望的観測です。
ログインした状態でオッズのページを閲覧しますと、各試合にモニターのマークが表示されます。このマークはライブストリーミング(生中継)の配信対象を示していて、マーク付きの試合にはトラッカー部分に「ライブストリーム」というリンクがついています。
こちらをクリックすると「Live Stream is not available in your region(あなたの居住地域ではライブストリーミングは利用できません)」と表示されます。つまり、残念ながら現段階では一切配信はないようです。
しかし、実は昨年に依頼を受けて一度ライブストリーミングのテストを行いました。10bet側としても何らかの方法を模索しているようでしたので、今回のアップデートによって可能性はほんの少し高まったのかもしれません。(あくまで期待です)
続報をお待ちください。
【補足】10betで銀行振込入出金できるようになりました
あと、今回のアップデートとは別の話になりますが、10betでは2021年6月以降、銀行振込による入金・出金が使えるようになりました。
ただし登録してすぐに使えるわけではなく、他の入出金手段で何度か送金して、使用が認められたユーザーのみ手段一覧に「Bank Transfer」というメニューが追加されます。
2種類の選択肢があり、どちらも案内に沿って指定された振込先にネットバンキングやATMから振り込むだけで、早いと15分ほどで着金します。(入金・出金確認済み)
これで入金面はますます便利になりました。
10betのスポーツベットリニューアルについてのまとめ
今回のスポーツベットのリニューアルについて改めてまとめますと、一番の変化は対象スポーツの減少および賭けられるオッズの増減です。目当てのスポーツ・目当てのマーケット(オッズ)が無くなってしまった方もいるかと思います。この点については何らかの対応があるのか、今後のアップデートもお待ちください。
一方、ライブトラッカーが復活したことで、サッカー、テニス、バスケットボールなどの試合中の賭けは以前より楽しめるようになっています。また、統計データのページへもアクセスしやすくなりました。
当ページに記載の情報は新しいプラットフォームの実装当日から2日ほどの間にチェックした範囲での項目なので、追加の変更があった際は当ページまたは賭けリンの解説ページにて随時アップしていきます。
プレーにおいて、少しでも参考になれば幸いです。