バスケットボールは、ブックメーカーで主要な賭けの対象のひとつです。
ブックメーカーを利用すると、サイト上でNBA、Bリーグ、そのほか世界中のリーグ戦・大会に賭けることができます。
北米プロリーグのNBAが最大のマーケットですが、近年は日本のBリーグの賭けも一般化してきました。ヨーロッパ各国のリーグも、ワールドカップやオリンピックなどの国際大会もすべて対象。勝敗予想やスコアの予想はもちろん、選手ごとの得点数、リバウンド数、スティール数などのパフォーマンスを予想して賭ける選択肢もあり、ファンにとっては最高におもしろいエンタメ。
世界中のバスケの試合が、賞金を得るチャンスに変わります。
このページは、そんなブックメーカーのバスケの賭け方、対象リーグや大会、オッズの種類、バスケの賭けに最適なブックメーカー、予想の参考データなど、プレーに必要な情報をすべてまとめて解説したバスケットボールベッティング(Basketball Betting)ガイドです。
ブックメーカーのバスケットボールベッティング概要
スポーツベッティングの世界において、バスケットボールはサッカーに並ぶメジャーな賭けの対象の1つです。日本人には野球も人気ですが、世界全体ではバスケの方がより多くの関心を集めています。
歴史を振り返ると、アメリカ国内では、まだスポーツギャンブルの法律が未整備だった1920年代にはもう賭博業者を介して賭けられていたようです。
現在はすべてのオンラインブックメーカーで賭けることができ、バスケ非対応のサイトは皆無となりました。
最大の賭けの対象は北米プロリーグのNBA。そしてNCAA(北米大学リーグ)や、ヨーロッパ各国のリーグです。日本のBリーグに関しては、2016年のリーグ発足以降少しずつオッズの種類が増え、2021年からは優勝オッズも出るようになりました。NBLとBJリーグに分裂していた2016年以前は一部のブックメーカーでのみ賭けることができましたが、今はもう普及が進んでB1、B2のオッズを多くの日本語ブックメーカーが出しています。
バスケのオッズの種類は、リーグや大会の優勝予想、各試合ごとの勝敗・スコア・スプレッド(ハンデ付き予想)・点差の予想など多彩です。
特に注目したいオッズはスプレッド(ハンデつきの勝敗予想)です。バスケは、試合中に得点が大きく動くスポーツのため、ハンデのライン(数値)の選択肢が大量です。対戦カードごとに「何点差で決着しそうか」「何点のハンデを足しておけば相手を上回るか」を考えながらベストなスプレッドを選んでください。きわどいラインが獲れた時ほど満足度も増します。
最近は、選手ごとのポイント数、リバウンド数、アシスト数、スティール数などパフォーマンスについての賭けを取り扱うブックメーカーも増えています。業界では、こういった賭けのことをプレイヤープロップス(Player Props)と呼びます。
プレイヤープロップスの登場によって、試合を選手単位まで掘り下げて予想できるようになりました。
もともとバスケットボールが好きでNBAやBリーグで応援しているチームがあるなら、バスケベッティングは新たな娯楽になるでしょう。予想のために繰り返す分析と考察によって競技への知識が深まりますし、知識を活かして利益を生む良いチャンスにできるかもしれません。
ほかのスポーツでブックメーカーを知って、あとからバスケに興味を持った方々のなかには、競技の奥深さに触れてドップリとハマる人もいるようです。個人的には、昔からNBAが好きでしたので、毎シーズンの優勝オッズや、試合のライブベットは頻繁にチェックしています。
ブックメーカーで賭けられるバスケのリーグ・大会
ブックメーカーで賭けられるバスケットボールのリーグや大会は数多くあります。以下、ベット対象を「各国リーグ戦」と「国際大会」の2種類に分けてリストアップしました。
各国のリーグ戦
もっとも代表的なバスケの賭けの対象は、北米プロリーグのNBA(National Basketball Association)です。NBAは100%すべてのブックメーカーで賭けることができます。レギュラーシーズン、プレーオフ、オールスターゲーム、サマーリーグも対象です。
その次に、全米大学リーグのNCAAもベット対象として一般的です。最近は女子のWNBAを扱うブックメーカーも増えてきました。そして、ヨーロッパ各国のリーグ。具体的には、以下のリーグのオッズが出ます。
- スペイン(リーガACB)
- ドイツ(ブンデスリーガ)
- イタリア(セリエA)
- フランス(LNB)
- イギリス(BBL)
- ギリシャ(A1エスニキ)
- オランダ(エールディビジ)
- オーストリア(ABL)
- ポルトガル(LCB)
- スウェーデン(バスケットリガン)
- ウクライナ(スーパーリーグ)
- トルコ(BSL)
- デンマーク(バスケットリガエン)
- イスラエル(プレミアリーグ)
- ベルギー(BLB)
- クロアチア(A1リーガ)
- リトアニア(LTL)
- ラトビア(LBL)
- スイス(LNB)
旧ソ連圏各国のチームによるVTBユナイテッドリーグも対象。ほかにも多数。
アジア圏だと、日本のBリーグ、韓国のKBL、フィリピンのPBA、ベトナムVBA、そのほか東南アジア、中東各国のリーグも賭けられます。オセアニアは、オーストラリアとニュージーランドのチームによるNBL。さらに、ブラジルのCBB、アルゼンチンのLNBやそのほか南米各国のリーグもベット対象です。
国際大会
ブックメーカーで賭けられるバスケの国際大会は、4年に一度のFIBAバスケットボールワールドカップ(世界選手権)が最大のイベント。夏季オリンピックも関心を集めます。欧州の各国代表によるFIBAヨーロッパ選手権、クラブチームによる欧州ナンバーワンを決めるBCL(バスケットボールチャンピオンズリーグ)や、ユーロリーグなどもベット対象。これらの大会に、ブックメーカー各社はさまざまなオッズを用意します。
ブックメーカーのバスケオッズの種類
ブックメーカーのバスケットボールへの賭けは、サッカーや野球などほかのスポーツと同じくリーグ・大会全体の結果を予想するタイプ(アウトライト)と、各試合ごとの結果を予想する賭け、そして試合中の賭け(ライブベット)に分類できます。
バスケのアウトライト系オッズの種類
アウトライトは、優勝予想オッズがメインです。
NBAのオッズは、ファイナル優勝予想に加えて、カンファレンスごとのチャンピオン予想とディビジョンごとの1位予想もセット。大手ブックメーカーは、これらに加えてレギュラーシーズンMVP、得点王、新人王、最優秀守備選手、最優秀監督予想、シックスマンなどの受賞予想オッズも用意します。さらに、最近はポイント数、リバウンド数、アシスト数のシーズン平均トップ(スタッツリーダー予想)も一般化してきました。
NBA以外は、優勝予想オッズしかないリーグの方が大半です。(一部は得点王の予想もあり)
日本のBリーグは、基本的に優勝予想オッズのみ。オッズはシーズン開幕の2~3週間前に公開され、シーズン中にも賭けることができます。Bリーグの優勝オッズは、下記のページで記録しています。前評判チェックにお役立てください。
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バスケBリーグ(B1)2024/2025のブックメーカー優勝予想オッズ【毎年記録】
バスケットボールファン必見!ブックメーカーでは日本のバスケB.LEAGUE(Bリーグ)も賭けの対象で、リーグ創設から数年で優勝予想オッズも登場するようになりました。 ここでは、シーズンごとの開幕前時点 ...
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ワールドカップ・オリンピックなどの国際大会は、決勝の対戦カード予想、グループの突破予想、グループ内の順位予想オッズなども出ます。
バスケのアウトライトオッズの例
以下は、William Hill(ウィリアムヒル)やSportsbet.io(スポーツベットアイオー)など大手のブックメーカーにてNBAのシーズン開幕前に用意されるオッズの例です。
- 優勝予想(NBAファイナルの優勝予想)
- イースタンカンファレンス優勝予想
- ウェスタンカンファレンス優勝予想
- アトランティック・ディビジョン1位予想
- セントラル・ディビジョン1位予想
- サウスイースト・ディビジョン1位予想
- ノースウェスト・ディビジョン1位予想
- パシフィック・ディビジョン1位予想
- サウスウェスト・ディビジョン1位予想
- レギュラーシーズンMVP予想
- ルーキーオブザイヤー(新人王)予想
- 最優秀守備選手賞予想
- 最優秀監督賞予想
- シックスマン賞予想
- ポイントリーダー予想
- リバウンドリーダー予想
- アシストリーダー予想
- チームごとのプレーオフ進出予想
- チームごとのシーズン勝利数予想
当サイトでは、NBAのシーズンごとの各種オッズもバスケオッズのページで記録しています。
「あのシーズンのオッズは何倍だった?」と気になりましたらご覧ください。
バスケの試合ごとの賭け方
試合に関するオッズは、勝敗予想、トータルスコアのオーバーアンダー、ハンディキャップ付き勝敗予想(スプレッド)の3つがメイン。
この3つは、どのブックメーカーでも、どのリーグの試合でも賭けることができます。さらに、得点差の予想(ウィニングマージン)、チームごとの得点数、最初に◯点に達するチームはどちらか(ポイントレース)もメジャーな賭け方です。クォーター単位の結果予想(勝敗、スコア、点差、ほか)、前半(第1クォーターと第2クォーター)のみの結果予想など、試合を分割した賭けも一般的。
より具体的にイメージしやすいよう、代表的なものを以下にピックアップしました。
Money Line(マネーライン)
Money Line(マネーライン)は、どちらが試合に勝つかを予想する勝敗予想オッズです。(アメリカのスポーツ賭博業界では、勝敗予想をマネーラインと呼びます)
ブックメーカーによっては、「Match Betting」や「勝敗予想」と書いています。
賭けたチームが試合に勝てば的中です。
Point Total(ポイントトータル)
ポイントトータルは、試合中の両チームあわせた総ポイント数が、設定された数字を上回るか下回るかで予想する賭け方です。
いわゆるオーバーアンダー予想。(Over/Underを、省略してO/Uと書いているサイトもあります)
たとえば画像のオーバー221.5オッズに賭けたら、両チームの合計スコアが222点を超えると的中です。222点以下ならアンダーの方が的中となります。
Spread(スプレッド)またはHandicap(ハンディキャップ)
スプレッドは、ハンデをつけた勝敗予想です。自分が賭けたチームに与えられているハンディキャップを試合後のポイントに足して、勝敗を判断します。
この画像の「オーランド・マジック-6.5」に賭けたなら、マジックが7点差以上で勝つと的中です。(6.5点分を差し引いてもまだ勝っているため)
反対に「ワシントン・ウィザーズ+6.5」に賭けた場合、ウィザーズが勝てばもちろん的中です。さらに、6点差以内の負けまではハンデによってカバーされるため、的中扱いとなります。
ポイントレース(Race to x points)
ポイントレースは、どちらのチームが先に●点を超えるのか予想する賭け。
この画像は25点。ブックメーカーによっては、10点、20点、40点などいくつもの選択肢があります。
Half Time / Full Time(ハーフタイム・フルタイム)
第1&第2クォーターを前半とみなし、「前半のみの勝敗予想」と「最終的な試合結果」を組み合わせて予想する賭け方です。
前半は引分け(Tie)もあるため、計6通りのパターンから予想します。
Winning Margin(ウィニング・マージン)
ウィニングマージンは、得点差を予想する賭け方です。
どちらが何点差で勝つのか、いくつもの選択肢が用意されます。
Team Total(チームトータル)
Team Totalは、チームごとの試合中の総得点を、オーバーアンダー形式で予想する賭け。
Team Total 1st Quarter/1st Half
これもチームごとの総得点のオーバーアンダー予想で、クォーター限定タイプ。
第1クォーターのみのポイント数予想と、第2クォーターまで含めた前半のみの予想の2種類です。
Player Performance(プレイヤーパフォーマンス)
こちらは選手ごとの試合中のポイント数やリバウンド数を予想する賭けです。
画像は八村塁選手のオッズ。このほか、ブックメーカーによってはアシスト、スティール、ブロック、ターンオーバーなどの選択肢もあります。
また、サイトによってはプレイヤープロップス(Player Props)という見出しのカテゴリにまとめられています。
Quarter Handicaps(クォーター・ハンディキャップ)
各クォーターごとのハンディキャップ付き勝敗予想オッズもあります。(画像はSportsbet.ioのオッズ)
Team Total Odd/Even
このオッズは、チームごとのポイント数が奇数(Odd)かEven(偶数)になるかを予想する賭け。試合中の総得点を対象とするGame Totalという賭けもあります。
バスケットボールのライブベット(インプレーベッティング)
バスケットボールの試合中の賭け(ライブベット)は、クォーター単位の勝敗予想やトータルスコア、スプレッド、ウィニングマージンなどの賭けを楽しめます。
各クォーターは10分単位(NBAは12分)。クォーターごとの賭けは、予想が当たれば試合終了を待たずに賞金を獲得できます。その即金性が大きな魅力で、うまくハマれば、第1、第2、第3クォーターと利益が積み上がります。
試合中の勝敗予想やスプレッドのオッズは、ポイントの動きに応じて目まぐるしく変わっていき、開始前の評価と大幅に違う倍率になることも珍しくありません。
バスケは、クォーター単位で流れが大きく変わります。また、得点力の高い主力選手投入の影響も大きい。
たとえば、第2クォーター終了時点で大差がついていたとしても、第3で巻き返して最終クォーターで逆転という展開も頻繁に生じます。第2クォーター終了時点で負けている方の勝利オッズは、試合前に比べてずいぶん上昇しています。
しかし、選手交代やチームの雰囲気から追い上げそうな気配があれば、第3クォーターの勝利予想オッズや最終的な勝利予想オッズは狙いどころ。そういったチャンスを掴むためにも、チーム全体のパフォーマンスに影響を与えるキープレイヤーの出場有無は、要チェック。両チームの直近の戦績、各選手の最近のパフォーマンス、試合に臨むスターターとベンチ要員などを踏まえながら、予想をお楽しみください。
プレーを続けるほどに、「このオッズは狙い目じゃないか?」という選択肢が見つかりやすくなると思います。NBAのデータは、楽天のNBAサイト、Bリーグ情報は公式サイトで収集できます。両方を含めて、世界中のバスケデータがチェックできるProballers.com(英語)は、選手ごとのパフォーマンスデータが充実しているため、分析に非常に便利です。
また、bet365の統計ページではチームや対戦カードごとのデータを無料で閲覧できるため、試合前の予想にしっかりご活用ください。
さらに、bet365、Stake、20bet、そのほかいくつかのブックメーカーは、ユーザーになるとNBAやヨーロッパ各国のリーグの試合中継(ストリーミング)を視聴できます。
観戦ツールとしても重宝しますから、ご活用ください。(私も使い倒しています)
バスケの賭けに適したブックメーカーは?
バスケットボールの賭けに適したブックメーカーは、使いやすさ、機能、オッズの種類などから選定したBet365、Stake、Pinnacleがまず必須サイトで、20bet、WilliamHill Sportsbet.ioもサブには便利。NBA、NCAA、欧州各国リーグ、Bリーグも基本的にどのブックメーカーでも賭けることができるため、娯楽として軽く楽しむならブックメーカー選びは不要です。
バスケベッティングに適したブックメーカーを探すうえで、もっとも重要な点はプレイヤーごとのポイント数、リバウンド数、アシスト数、ブロック数、スティールやターンオーバー数など「プレイヤープロップ」オッズを扱っているかどうか。選択肢が豊富か否か。ピックアップした各サイトにはプロップ系オッズがありますから、いくつかのサイトを比較しながら予想をお楽しみください。
以下は機能面で簡単に分類したリストです。
Bet365、Stake、20betなどは、NBAやヨーロッパの試合の生中継を視聴できるため、観戦ツールとしても便利です。
Bet365、WilliamHill、Sportsbet.ioは、NBAの開幕前から優勝予想系のオッズが大量に並びます。またBリーグの優勝予想オッズも出ます。(最近はほかのブックメーカーもオッズの種類が増えています)
本格的にやるなら、どれだけ勝ってもベット規制されないPinnacleは必須。
利用しやすさで考えると、Sportsbet.ioとStakeは登録から入出金まで手軽です。
これらのブックメーカーを状況に応じて使い分けることで、バスケベッティングを存分に満喫できます。それぞれの使用方法は、解説ページをご覧ください。
ブックメーカーのバスケの賭け(バスケベッティング)総括
ブックメーカーのバスケットボールベッティングの詳細、対象リーグ、オッズの種類、最適なブックメーカーなどは把握できましたか?
ブックメーカーでは世界中のバスケットボールのリーグや大会が賭けの対象で、メインはNBAです。北米大学によるNCAAも人気。日本のBリーグのオッズも種類が増えてきています。FIBAワールドカップは世界中のファンの関心事。オリンピックも。
NBAはシーズン期間が10月から翌年6月。Bリーグもほぼ重複しています。この8~9ヶ月間はブックメーカーのサイトを日々ご確認ください。シーズン開幕前やプレーオフ前、ファイナル直前にはお得なボーナスやフリーベットがもらえるイベントを行うブックメーカーもあります。
当ページの情報は随時アップデートしていますので、バスケベッティングの世界を知る参考になれば幸いです。
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