ブックメーカーでは世界中のサッカーリーグ戦・カップ戦・国際大会などに賭けることができます。
最近は「ブックメーカーによる今回のワールドカップの優勝オッズで日本は◯倍!」「今夜のチャンピオンズリーグの勝敗予想は…」といったニュースも一般化してきました。それらを読んでブックメーカーの存在を知ったという人も増えているようです。
サッカーファンにとって、ブックメーカーでの賭けは観戦に刺激を加えて競技への関心を深める最高のスパイス。シンプルに、めちゃくちゃおもしろい。
このページはその入門ガイドとして、ブックメーカーのサッカーの賭け(サッカーベッティング)の詳細を網羅しました。賭けの対象となるリーグや大会、基本的な賭け方、オッズの種類、サッカーの賭けに適したブックメーカーなどをまとめて解説しています。サッカーに賭けてみたいとお考えの方はもちろん、すでにプレー中で理解を深めたい方も参考にお役立てください!
このページの内容
ブックメーカーのサッカーベッティングの概要
ブックメーカーとは何かをこれまで一切知らなかったとしても、日本でtotoが普及していることもあり、サッカーとギャンブルの組み合わせはなんとなく自然に受け止められるのではないでしょうか。
ヨーロッパのサッカーが好きなら、ロゴや名前がブックメーカーの社名だと理解していなくても、ユニフォームの胸、ピッチサイド、スタジアムの外壁などで、必ず一度は目にしているはずです。賭け始めてから試合を観戦すると、「あ、こんなところにもあのサイトの広告が!?」と、ブックメーカーがサッカーの世界でどれだけ身近な存在なのか、再発見に驚くかもしれません。
ブックメーカーは、あらゆるスポーツを賭けの対象としてギャンブルの機会を提供する合法的な事業者です。野球もテニスもバスケットボールも格闘技も、そのほかなんでも賭けることができます。
そのなかでサッカーは最大のマーケットであり、賭けられるリーグや大会、オッズの種類(賭けの切り口)などが他のスポーツに比べてケタ違いに豊富です。
その理由は、単純にサッカーが世界で一番普及しているスポーツだからかもしれませんが、ブックメーカーがイギリスで誕生したということも関係しそうです。
1790年代にイギリスの競馬場でブックメーカーの原型のような商売がスタートし、しばらくは競馬やドッグレース等のみが賭けの対象でした。その後、ベット対象がスポーツ全般に拡大し、国民的スポーツのサッカーはいち早くターゲットに加えられたようです。1923年頃からは、マンチェスター・ユナイテッドのホームスタジアム「オールドトラッフォード」にて、totoのような賭けができたという記録も残されています。
現在のサッカーベッティングは、ただ単に試合の勝敗を予想するだけではありません。スコア、点差、得点者、ゴールする時間帯、コーナーキック数、カード枚数、前半の結果、後半の結果など、試合にまつわるさまざまな視点から予想を楽しめます。
さらに、近年は統計データの収集・分析技術の発展もあって、選手ごとのシュート本数、パス本数、タックル数、ゴールの方法(ヘディング、右足か左足か)さえも賭けることができます。(賭けの切り口は今もなお増加中)
試合以外にも、大会の優勝予想、リーグの昇格・降格予想、選手の移籍先、監督の就任・解任、そのほか、サッカーにまつわるピッチ内外のすべてが賭けの対象です。一例として振り返ると、EURO2020のイタリアの優勝オッズは9倍、2021年夏のメッシのバルセロナからPSGへの移籍は1.3倍でした。毎年のバロンドールも注目どころ。
日本のJリーグもルヴァンカップも天皇杯ももちろんオッズあり。(この点について詳しくは後述)
サッカーベッティングを知ることで、サッカーファンの関心事すべてがギャンブルの機会=儲けのチャンスに変わります。
サッカーの賭けの対象となるリーグや大会
ブックメーカーでは、世界中のリーグ戦・カップ戦、クラブチームや代表チームによる国際大会、親善試合まで、パッと思いつくようなイベントはすべて賭けることができます。リーグ戦はトップディビジョン(1部リーグ)だけでなく、2部リーグや3部、4部など下部カテゴリも対象。さらに、女子サッカーも。
ブックメーカーでオッズが出るリーグ・カップ戦(一部)
以下は賭けの対象の一部です。
各国トップリーグ
イングランド・プレミアリーグ、スペイン・ラ・リーガ、ドイツ・ブンデスリーガ、イタリア・セリエA、フランス・リーグアン、ポルトガル・プリメイラリーガ、オランダ・エールディビジ、スコティッシュ・プレミアシップ、ベルギー・ジュピラーリーグ、ブラジル全国選手権、アメリカMLS、日本Jリーグ、そのほか世界中の100以上の地域のトップリーグ
2部以下のリーグ戦
イングランドチャンピオンシップ、リーグ1、リーグ2、スペイン・セグンダディビシオン、イタリア・セリエB、ドイツ・ブンデスリーガ2、フランス・リーグドゥ、日本のJ2、J3など、2部以下のリーグ。欧州の主要リーグや日本など、いくつかは3部以下も対象。
カップ戦
イングランドFAカップ、リーグカップ、スペイン国王杯、ドイツDFBポカール、コッパ・イタリア、クープドゥフランス、タッサデポルトガル、オランダKNVBベーカー、日本の天皇杯やルヴァンカップなど、各国のカップ戦
ブックメーカーでオッズが出るサッカー国際大会(一部)
国際大会も大量です。
クラブチームの国際大会
クラブワールドカップ、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、コパ・リベルタドーレス、コパ・スダメリカーナ、CONCACAFチャンピオンズリーグ、AFCチャンピオンズリーグ、CAFチャンピオンズリーグなど。これら国際大会の本戦・予選の全試合。そのほか、エキシビジョンの各大会(インターナショナルチャンピオンズカップ、アウディ杯など)
オフシーズンのクラブ同士の親善試合も対象です。
代表チームの国際大会
FIFAワールドカップ、オリンピック、EURO(欧州選手権)、コパ・アメリカ、ゴールドカップ、アジアカップ、アフリカネイションズカップ、ほか、大陸選手権。U-24、U-22などA代表以下のW杯や、トゥーロン国際なども対象。女子のアルガルベ杯も。地域ごとのワールドカップ予選、大陸選手権の予選もすべて。キリンチャレンジカップ等の親善試合も。
ブックメーカーでオッズが出る日本のサッカー
上記ですでに登場していますが、J1、J2、J3の各試合はすべて賭けることができます。JFL、地域リーグもブックメーカーによっては対象。女子のなでしこリーグもオッズあり。
カップ戦は、ルヴァンカップ、天皇杯。女子の皇后杯も。
代表は、A代表の国際大会、親善試合、U24代表、U22代表、U20代表の試合など。
- Jリーグ(J1、J2、J3)
- ルヴァンカップ
- 天皇杯
- なでしこリーグ
- 皇后杯
- JFL(日本フットボールリーグ)
- 日本代表戦(A代表、U24代表、U22代表、U20代表)
ブックメーカーのサッカーオッズの種類
上でご紹介したリーグやカップ戦はまだ氷山の一角。台湾、ウガンダ、フェロー諸島…などなど本当に世界のあらゆる地域のサッカーが賭けの対象で、ブックメーカーを使用しているうちにマイナーリーグの情報通になれるというメリットも付いてきます(笑)
そして、サッカーは他のスポーツに比べてオッズの種類がとりわけ多彩。
欧州各国のトップリーグ、CL、EL、ワールドカップ、EUROなど特に注目度の高いイベントなら、オッズの種類(選択肢)は1試合ごとに500~1700通りほど。Jリーグも、試合ごとに平均100~700通りものオッズが出ます。
ブックメーカーによって用意するオッズ数は違いますが、どのサイトでもサッカーの選択肢がもっとも豊富なのは共通しています。
その大量のオッズについての理解を助けるために、以下では一般的なオッズをカテゴリに分けてまとめました。
リーグや大会全体の結果予想の賭け(アウトライト)
ブックメーカーのサッカーオッズは、大きく分けると
シーズン全体の結果を予想するオッズ
試合の結果を予想するオッズ
ピッチ外の事情を予想するオッズ
があります。試合の結果を予想するオッズは、さらに「試合前」「試合中」の2種類に分かれます。
この区分けのなかで、「シーズン全体の結果を予想するオッズ」はアウトライト(outright)と言います。
サッカーのアウトライトは、リーグの優勝予想、降格予想(2部リーグなら昇格予想も)、得点王予想などが代表的。
特にプレミアリーグはオッズの種類が多く、シーズン前には「クリスマス時点の1位と最下位予想」「降格する3チームのセット予想」「ロンドンで一番順位が上のチームは?」「各チームごとの勝ち点予想」など、ユニークな切り口のオッズも登場します。
ワールドカップ、CL、EL、EUROなどのグループステージと決勝トーナメントがセットになった大会では、グループ1位予想、突破予想なども出ます。これらのビッグイベントはさらに、決勝進出予想、決勝の対戦カード、ベスト4進出なども賭けることができます。
サッカーのアウトライトオッズの種類(一例)
- 優勝予想
- 昇格・降格予想
- 得点王予想
- シーズン中の勝ち点
- 本命を除外した1位予想
- トップ4予想
- 決勝進出予想
- 決勝の対戦カード予想
- 準決勝・準々決勝進出
- グループステージ突破
など
ブックメーカーのアカウントを作ったら、シーズン開幕前・大会のスタート前に気になるチームや選手に賭けてみてください。ほとんどのオッズはイベント開始時点で賭けを締め切られますが、いくつかは開幕後にも最新の順位や状況に応じた倍率でオープン(賭けられる状態)になっています。
シーズンや大会途中からプレーを始めた場合でも、随時ご確認を。
具体的にどのようなアウトライト系オッズがあるのかは、下記でもご確認いただけます。
サッカーの各試合ごとの結果予想の賭け
次は試合ごとの賭けについて解説します。
(サッカーオッズの例。一部を抜粋)
各試合の賭けがサッカーベッティングの主役です。試合の内容と結果に関して、あらゆる角度から予想の対象となります。
種類で区分けすると、勝敗関連、スコア関連、選手が対象、前半のみまたは後半のみや、5分単位などで時間を区切った結果予想などに分けられます。
数が多すぎるため、以下はいくつかの代表的な賭けをピックアップしました。
1x2(ワンバイツー)
1x2(ワンバイツー)は、どのブックメーカーでも100%用意するサッカーのメインの賭け方です。
ホームの勝利、ドロー、アウェイの勝利の3択予想。3way(スリーウェイ)とも呼びます。日本語ブックメーカーでは「90分」や「勝敗予想」と書いてあることも。
その翻訳どおり、90分間(前半+後半+アディショナルタイム)までの結果を予想する賭けのため、延長戦やPK戦の結果は含みません。
例えば、ワールドカップの決勝トーナメントの試合で、後半終えて1-1のまま延長に進み、延長で2-1で決着した。あるいはPKまでもつれた。このような試合は、最終的には片方が勝利して次へ進んでいますが、90分終えた時点では1-1です。つまり、1x2の賭けではドローが的中扱いになります。
トーナメントの試合は、1x2とは別に「次に勝ち進むのは?」という2択のオッズがあります。
重要
サッカーのオッズは、延長で勝利、PK戦で勝利、延長に進むか?PKに進むか?などの特殊な賭けをのぞいて、基本的にすべて90分間の結果で判定します。
Double Chance(ダブルチャンス)
ダブルチャンスは、1x2の変形タイプ。
ホーム勝利、ドロー、アウェイ勝利の3つの可能性を2つずつ組み合わせて、「ホームの勝利かドロー」「アウェイの勝利かドロー」「ホームかアウェイの勝利」の3択で予想します。ブックメーカーによっては、1x2の記号のまま、各選択肢が1x、x2、12と書いてあります。
通常の1x2より当たりやすいため、オッズは下がります。
Draw No Bet(ドローノーベット)
ドローノーベットは、試合結果が引き分けなら賭け金が返金となるオッズです。ホームの勝利かアウェイの勝利の2択予想。
Over/Under(オーバーアンダー)
オーバーアンダーは勝敗予想ではなく、ゴール数を予想する賭けです。試合終了時点の両チームの合計ゴール数が、設定されたライン(値)より上か下かの2択で予想します。ブックメーカーによっては、「トータルゴール」や「O/U」と書いてあります。
例えばオーバー2.5に賭けたら、2-1、3-0、3-2、そのほかゴールが3点以上入れば的中です。アンダー1.5なら、的中条件は0-0、1-0など、2点以下でなければなりません。
ラインは0.5、1.5、2.5、3.5、4.5などいくつか提示され、倍率はそれぞれ異なります。賭ける際には、「この試合は何点動きそうか」を考えながら、最適なラインを選んでください。
また、90分間の試合全体が対象だったり、前半のみのゴール数、後半のみのゴール数、ホームチームのみのゴール、アウェイチームのゴールなど条件もさまざま。
Correct Score(コレクトスコア)
試合終了時のスコアをピタリと予想する賭けをコレクトスコア(正しい試合結果)と言います。
Asian Handicap(アジアンハンデ)
アジアンハンデは、ハンディキャップ付きの2択の勝敗予想です。自分が賭けたオッズについているハンデの数字を、試合終了後のスコアに足して、勝敗を判定します。
もう1つ「3wayハンディキャップ」というタイプもあり、ルールも少し異なります。ハンデ系オッズについて詳しくはブックメーカーのハンディキャップオッズの特徴やルール詳細解説にを参照ください。
Goalscorer(ゴールスコアラー)
ゴールスコアラーオッズは、文字どおり誰が得点を決めるのかを予想する賭け方です。
試合中いつでも(Anytime)
先制点(First)
最後の得点(Last)
2点以上(2 or more)
ハットトリック(Hat trick)
などの選択肢があります。なお、このオッズもあくまで90分間の結果で判定するため、賭けた選手が延長戦でゴールを決めても的中扱いにはなりません。
ゴールスコアラー予想は欧州サッカーのトップリーグや国際大会に限り用意される賭けで、Jリーグやそのほかはウィリアムヒルをはじめ一部のブックメーカーのみ賭けることができます。
スタッツ系の賭け(シュート数やパス数など)
選手ごとに何本シュートを放つか、パス本数、タックル数などもおもしろい。
このタイプの賭けは、大手ブックメーカーにて限られたイベントのみ取り扱いがあります。
サッカーの試合ごとのオッズの種類(一例)
- 勝敗予想(1x2)
- ゴールのオーバーアンダー
- スコア予想(何対何で決着するか)
- ハンディキャップ付き勝敗予想
- ゴールを決める選手
- 前半のみの勝敗・ゴールなど
- 後半のみの勝敗・ゴールなど
- 延長やPK戦で決着するか
- コーナーキック数・ファウル数・カード数
- スタッツ系(シュート本数、パス回数、タックル数など)
- チームごとのゴール数
など
オッズの名称が日本語表記の完全日本語対応ブックメーカーも増えてきているため、ほとんどのオッズはパッと見ただけでどのようなルールか理解できます。(英語から直訳すぎるものや誤訳もときどき混じっているため、ご不明な点がありましたらご相談ください)
選手の移籍や監督の解任など特殊な賭け
ほかにも、ブックメーカーではサッカーにまつわるユニークな賭けが満載です。
バロンドールの受賞者予想、選手ごとの移籍先予想、監督の就任予想や解任予想、ワールドカップの次の開催地予想、とあるチームが連勝しているなら、「あと何連勝するか?」や、連続ゴールを決めている選手について、「いつまで続くのか?」など、ファンの心をくすぐるおもしろい賭けを楽しめます。
選手の移籍先予想は、毎年夏と冬にはかなり大勢の選手のオッズが登場するため、時期がきましたらチェックしてみてください。
また、時にはぶっ飛んだ珍しいオッズも登場します。キャリアにおいて、試合中に3度相手チームの選手を噛んだことがあるルイス・スアレス(ウルグアイ)が「再び噛むか? はい/いいえ」さえも、いくつかのブックメーカーにて賭けの対象となりました(笑)
ベッカムの息子のプレー先チーム、メッシとロナウドがいずれ同じチームでプレーするか、などワクワクするようなテーマもあり。
サッカーの特殊オッズの種類(一例)
- 選手の移籍先予想
- 監督の解任・就任先予想
- 特定のチームの連勝・連敗記録
- バロンドール
- PFA年間最優秀選手
- 特別なトピックに対する珍オッズ
これらのオッズは、ブックメーカーのサッカーページ内の"スペシャル"や"特別"という項目、あるいはエンタメ系オッズに混じって並んでいます。
サッカーのライブベッティング
サッカーに限らず、ブックメーカーでは試合中にも賭けることができます。これをインプレーベッティングやライブベッティング(ライブベット)と言い、このライブベットこそがスポーツベッティングの醍醐味でもあります。
サッカーのライブベットは、キックオフと同時に専用のページで賭けの受付がスタートします。ただし、すべての試合がライブ対象ではありません。アフリカや東南アジア、そのほかの地域のマイナーなリーグや大会は対象外。一方、欧州サッカーやJリーグなどはどのブックメーカーでも100%対象です。
試合前のオッズの多くはキックオフと同時に締め切られますが、勝敗予想、ハンディキャップ、ダブルチャンス、ドローノーベット、オーバーアンダーなどメインの賭けは試合中でもオープンのまま。後半80分過ぎてもオッズが出ています。
さらにキックオフ後しか賭けられないライブベット専用オッズも多数。
例えば、次のゴールはどちらのチームか?や次のコーナーキックはどちらが獲得するか?、試合開始から15分までにゴールはあるか?、次の1分間、5分間のゴールの有無、フリーキックの有無などなど。
現時点からの結果予想という賭けもあります。(賭ける前までの得点を無視して、残りの時間内に入る得点のみで判定する勝敗予想)
そして、ライブベットの一番のポイントはオッズ(倍率)が、試合の状況・その時の見込みに応じてリアルタイムで変わっていくこと。
0-0のまま試合が進むと、時間の経過とともにドローのオッズが下がり(そうなる見込みが高くなり)、ホームとアウェイの勝利オッズは相対的に上がります。同時に、ゴール総数のオッズでも、徐々にオーバーの倍率が上がっていきます。
また、オーバーアンダー5.5(6点以上動くか否か)、オーバーアンダー4.5(5点以上動くか否か)などの高いラインがもう不必要だろうということで、削除されていきます。
片方のチームがゴールを決めると、そのチームの勝利オッズが下がって相手チームのオッズは上がります。ゴール、ファウル、カード、コーナーキック、そのほか試合中の出来事にあわせて、めまぐるしく変化します。
しかし、ブックメーカーを使ったスポーツベッティングの原則は、自分が賭けた時点の倍率で払い戻しです。よって、賭けるタイミングによっては試合前に出ていたオッズよりも高配当が得られるケースも生じます。
少しイメージしてみてください。
ある試合にて、試合前の勝敗予想オッズはホーム2.6倍、ドロー3.3倍、アウェイ2.8倍でした。自分はホームチームのファンなので、ホームの2.6倍に1万円賭けました。
試合が始まるとアウェイの調子が良く、いきなり2点リードされました。その後、ホームチームが1点を返して前半終了。
この前半の印象から、後半もゴールが動くだろうと考えて、ハーフタイム中にオーバーアンダー3.5(4点以上動くか否か)のオーバー3.5@1.4倍に1万円を賭けました。
後半に入って、ホームチームはより積極的に仕掛けます。惜しいチャンスもあり、ゴールが入るのは時間の問題かという雰囲気です。
ホームチームがサイドから攻めてアウェイチームが外に出すという展開が続いているため、コーナーキックが増えるのでは?という予想も立てました。その時のコーナーキック本数が5本、コーナー総数オーバー9.5本が1.8倍だったので、5,000円を投じました。
しかし、その後しばらく膠着状態となってゴールも決まらず、そのまま80分を超えました。
この間にもずっと勝敗オッズは変動を繰り返しており、84分の時点でホーム勝利は10倍にまで上昇、ドローは6倍、アウェイは1.5倍に下がっています。
ここで、ホームの逆転を信じて10倍に5000円をベット。
その直後についに同点弾が相手ゴールに刺さりました!
2-2、合計4点。これでハーフタイムに賭けたオーバー3.5は的中です。
オッズは再び動き、ホーム勝利4.2倍、ドロー1.6倍、アウェイ勝利5倍になりました。
アディショナルタイムに入って最後の攻防が繰り広げられ、コーナーキックを得たホームチームが93分にゴールを決めてついに逆転!
試合は3-2でホームが勝ちました。しかし、コーナーキック数は合計9本でした。
この事例では、試合前にホーム勝利の2.6倍に1万円賭けているので、2.6倍 x 1万円 = 26,000円の払戻、試合中のオーバー3.5の1.4倍の1万円で14,000円、最後に10倍に5,000円賭けているので50,000円の払戻金が得られます。
一方、コーナーキックのオーバー9.5はハズレなので5,000円は没収です。
3つの的中払戻金から賭け金と不的中の損失を引くと、16,000円(利益) + 4,000円(利益) + 45,000円(利益) - 5000円(損失) で、トータル60,000円の儲け。
試合前のホーム勝利の賭けのみなら利益16,000円で終わりですが、試合中の追加ベットによってさらに大きな利益を獲得しています。
サッカーのライブオッズの種類(一例)
- 勝敗予想
- スコアの予想
- ハンディキャップ付き勝敗予想
- ゴールスコアラー予想
- 試合中の1分・5分・15分単位の出来事予想
- コーナーキック・カード・ファウル数
ブックメーカーのサッカーのライブベットのページには、直近の戦績、過去の対戦成績、スタメンなどの情報のほか、ボール支配率、攻撃回数、パス、シュート本数などのスタッツデータも載っています。これらを参考にしながら、試合展開について「一方的な展開だな」「ファウルが多いぞ」「コーナーが増えそうか?」「そろそろゴールが決まりそうか?」などを考察し、最適なオッズを選んでみてください。
ブックメーカーのサッカーの賭け方(流れ)
- サッカーのページを開く
- 賭けたい試合を探す
- 賭けたいオッズを選ぶ
- 賭け金を入力して確定
この流れはすべてのブックメーカーで同じです。
サッカーの賭けにおすすめのブックメーカー
サッカーはすべてのブックメーカーで賭けられるため、「勝敗に賭ける」「スコア予想に賭ける」など軽く遊びでプレーする程度ならどのサイトを利用しても楽しめます。
しかし、ここまでご説明してきたように、ブックメーカーのサッカーの賭けはいろいろな切り口から予想できることが大きな魅力です。そのため、どれだけオッズが多いのかという点が使用するブックメーカー選びの一つの基準となります。
もう1つの視点は、サッカーにおすすめというより全体に共通する選択基準で、入出金がしやすいサイトかどうか。
これらを考慮した上でピックアップすると、十分に楽しめるだけのオッズの種類があって、入出金しやすい(銀行振込、仮想通貨が使える)のはスポーツベットアイオーです。
ビギナーならまずこのサイトで十分。プレーするだけでビットコインがもらえるキャッシュバック特典も嬉しい。
そして、本格的にサッカーベッティングを楽しみたいならbet365とウィリアムヒルは必ず使います。
bet365とウィリアムヒルの入出金はエコペイズ中心のため、スポーツベットアイオーに比べて入出金の柔軟性は劣ります。ところが、オッズの種類は圧倒的。ウィリアムヒルもbet365もアウトライトからライブオッズまで大量です。
ウィリアムヒルではボーナスイベントも多く、bet365ではユーザーになるとヨーロッパ各国のサッカーの生中継が視聴できるようになるため、観戦ツールとしても重宝します。
それぞれ併用してお楽しみください。
ブックメーカーのサッカー賭け(サッカーベッティング)解説まとめ
長くなってしまいましたがブックメーカーでのサッカーの賭けについてイメージできましたか?
欧州サッカーのシーズン期間はほとんどが秋春制を採用しているため、7月か8月に開幕して翌年5月まで約10ヶ月間あります。このシーズン全体、各試合、そしてピッチ外の人事に至るまで、サッカーという文化のすべてが賭けの対象です。Jリーグは反対に春から秋にかけての開催なので、サッカーベッティングは年中シーズン期間のようなもの。
欧州サッカー、Jリーグ、日本代表戦、ワールドカップ、EURO、オリンピック、そのほか何らかのサッカーイベント関連ニュースからブックメーカーを知って始めてみようとお考えなら、いつでも参考にお役立てください。