陸上競技もブックメーカーでは賭けの対象としてオッズが用意され、トラック競技、フィールド競技、ロードレース、混成競技、すべてに賭けることができます。毎年のダイヤモンドリーグ、2年に1度の世界陸上、4年に一度のオリンピックの開催前には全競技・全種目の金メダル予想やメダル獲得予想などが登場し、賭けておけば観戦が何倍もエキサイティングに!
このページでは。陸上競技を「観る対象」としてではなくブックメーカーで「賭ける対象」として、オッズの種類や賭け方などを詳しく解説しています。
「100mの優勝オッズに賭けておきたい!」「マラソンで応援ベット!」など、賭けに関心がある方は参考にお役立て下さい!
このページの内容
ブックメーカーで賭けられる陸上競技の大会や種目
陸上競技はブックメーカーのウェブサイト内ではAthletics(アスレチックス)という名称のカテゴリに入っています。日本語対応サイトならそのまま「陸上競技」という表記です。
2年に1度開催される世界陸上競技選手権大会(IAAF World Championships in Athletics、いわゆる世界陸上、世陸)と、4年に1度の夏季オリンピック(Summer Olympics)が最大の賭けの対象で、時期が近づくと各ブックメーカーのサイトに種目ごとのオッズが並びはじめます。
この2つ以外では、毎年5月から9月まで世界各地を転戦するダイヤモンドリーグ(Diamond League)も賭けることができます。(ブックメーカーによっては、そのほかの中小の競技会も対象)
なお、これらの競技会の直前と最中以外、サイト上から「陸上競技」のカテゴリ自体が消えているブックメーカーも多いため、開幕の1ヶ月ほど前から随時チェックしてみてください。
賭けの対象となる陸上種目
陸上競技と一口に言っても、100mや走幅跳やマラソンなど種目は多彩です。
競技は、大きく分けると4タイプ。100mやリレーなどの競技場内のトラックを使うトラック競技、走幅跳やハンマー投などのトラック以外の場所を使うフィールド競技、マラソンや競歩などの競技場の外を使うロードレース、そして複数の種目を1人でおこなう混成競技の4つです。
以下はオリンピックや世界陸上で実施される各競技ごとの種目です。そして、ブックメーカーではこの全種目にオッズが出ます。
トラック競技
短距離
100m
200m
400m
ハードル
100mハードル(女子)
110mハードル(男子)
400mハードル
中距離
800m
1,500m
3,000m障害
長距離
5,000m
10,000m
リレー…
4×100mリレー、4×400mリレー
フィールド競技
跳躍
走高跳(High Jump)
棒高跳(Pole Vault)
走幅跳(Long Jump)
三段跳(Triple Jump)
投てき
砲丸投(Shot Put)
円盤投(Discus Throw)
ハンマー投(Hammer Throw)
やり投(Javelin Throw)
ロードレース
フルマラソン
20km競歩
35km競歩(2022年から実施)
50km競歩(2021年で廃止)
混成競技
男子の十種競技(Decathlon、デカスロン)
女子の七種競技(Heptathlon、ヘプタスロン)
フィールド競技や混成競技は、日本語非対応のブックメーカーはもちろん日本語対応サイトでも英語名のまま表記している場合があるため、併記しました。
ブックメーカーで賭けられる陸上オッズの種類
陸上競技の賭けはとてもシンプルです。
もっとも基本的な賭け方はどの選手が優勝するか(金メダル獲得予想)で、もう1つは表彰台予想(3位までに入るか=メダル獲得予想。英語ではPodium Finish)です。
このほか、ある特定の選手を対象として予選を突破するかどうかもサイトや種目によっては用意されます。また、前回王者に対して連覇の予想や世界新記録の更新なるか?などの賭け方もあり。さらに、いくつかのブックメーカーでは2人の選手を比べてどちらの方が良い成績かを予想する賭けもあります。
そしてもう1つ、中距離の1,500mや3000m障害、長距離の5,000mや10,000m、マラソンや競歩などは、ブックメーカーによってはレースの最中にも賭けることが可能です。残りのラップ数(距離)と最新順位に応じて目まぐるしくオッズが変化していきますので、観戦しながらの応援賭けも可。
いずれにせよ、陸上競技のすべての種目に共通して言えるのは「優勝=他の選手よりも良い記録・速い記録」であるため、ブックメーカーが出す賭け方もそこに関連したものとなり、初めてブックメーカーでオッズを見たとしても、理解に困ることはないでしょう。
上の画像は2017年の世界陸上、ウィリアムヒルで発表されていた男子100mの準決勝前の優勝予想オッズです。ウサイン・ボルトが本命で、日本人勢ではサニブラウン・アブデル・ハキームが101倍、ケンブリッジ飛鳥と多田修平は共に501倍でした。
結果はジャスティン・ガトリンが優勝。オッズは15倍だったので、仮に1万円賭けていれば15万円の払戻し、14万円の儲けです。
陸上オッズの具体例
さらに、陸上の賭けの具体例をご覧ください。
こちらはスポーツベットアイオーが出していた東京オリンピック男子100m予選開始前の優勝オッズ。このレースでは、イタリア人のラモント・マルチェル・ヤコブスが優勝。彼のオッズは25倍でした。
こちらは同じくスポーツベットアイオーによる男子100mのトップ3予想オッズ(メダル獲得予想)で、金メダルのラモント・マルチェル・ヤコブスは7倍、銀メダルのフレッド・カーリーは4.6倍、銀メダルのアンドレ・ドグラスは1.81倍でした。
東京オリンピックの男子100m決勝ではイギリスのザーネル・ヒューズがフライングで一発退場となりました。ブックメーカーではそれすらも賭けの対象で、1xbetが事前に出していた「男子100mの決勝でFalse Start(スタート失敗)が起きるか-はい」の5倍も的中扱いに。
ちなみに、上の画像中のほかの選択肢は、「東京五輪の男子400mハードルで世界新記録が出るか?」「男子400mハードルでカールステン・ウォーホームが世界新で金メダルを獲るか?」「男子400mハードルでライ・ベンジャミンが世界新で金メダルを獲るか?」「棒高跳で世界新が出るか?」のはい/いいえ予想。(男子400mハードルは、カールステン・ウォーホームが世界新で優勝したため、1.87倍と2.15倍も的中扱いです)
フライング失格予想はともかく、世界新予想は夢があっておもしろい。
陸上競技の賭けの対象やオッズの種類まとめ
世界陸上は2年に一度、夏に開催されます。直近は2015(中国)、2017(イギリス)、2019(カタール)、2021(アメリカ)が開催予定年および開催予定地です。2021年は東京五輪のため延期となり、2022年に米オレゴンで開催。その次は通常スケジュールで2023年にハンガリーのブタペスト。
オリンピックの開催は2012年(ロンドン)、2016年(リオデジャネイロ)、東京は2020年から2021年に延期、その次は2024(パリ)、2028(ロサンゼルス)、2032年にブリスベンです。
もしも陸上競技への賭けに関心があれば、これらの年にはブックメーカーのウェブサイトでオッズをご確認ください。すでにブックメーカーのアカウントをお持ちなら、普段使っているそのサイトで。まだ持っていなければ、ウィリアムヒル、bet365、スポーツベットアイオーあたりが探しやすいでしょう。なお、ピナクルは他社にくらべて早い時期から暫定的なオッズを出しますので、要チェックです。
オッズは「どの選手が優勝本命か」という前評判・評価の目安にもなり、観戦の参考情報にも使えます。好きな選手の優勝と利益が同時にやってくる喜びは、なんとも言えません。決勝前、独特の静けさと緊張感がただよう陸上競技は特に、当たったとき一気にテンションが上がります(笑)
陸上競技への賭けに関して、ブックメーカーが特殊なオッズを提供したり、大会が新設されて賭けの対象が増えた際は、当ページに追記していきます。プレーにあたっての参考にお役立てください。