ブックメーカーを目的別・機能別で比較する
インターネットを通じてスポーツに賭ける「オンラインスポーツベッティング」は、プレーにあたって2~3のサイトで登録してアカウントを用意しておくのが一般的です。
なぜなら、ブックメーカーごとに特徴が異なるため。複数のサイトを併用して、それぞれの足りないところを補います。
サッカーや野球やバスケやテニスなどのメジャースポーツにたまに賭ける程度であれば、1つのサイトでも十分に楽しめます。しかし、1サイトだと突然のメンテナンス時にはベットできません。また、他のサイトの方が良いオッズを提供していたり、美味しいボーナスをもらえることもあります。
スポーツベッティングの業界を見渡すと、日本人スタッフ常駐で対応が良いブックメーカー、ユーザーの意見を汲み取っておもしろい企画を積極的に用意してくれるブックメーカー、スポーツの生中継が視聴できるブックメーカーなど利用価値が高いサイトがある一方で、いまだにスマホ未対応サイトや、日本人の感覚だとサポートの質に疑問を感じる業者も数多く紛れています。
そこで当ページでは、サイトごとの違いや使い勝手を多角的にチェックしたうえで「どのブックメーカーがどんな目的に使いやすいか?」という観点から、サイト選びのサポートとなる参考情報をご用意しました。
ブックメーカーの選び方|ポイントとなる選択基準
まず、ブックメーカーの選び方について触れます。前提としては居住国で閲覧できる・利用できることが条件です。(サイトによって、国ごとにユーザーの受け入れ可否が異なります)プレー自体の可否も国ごとに違うので、事前に必ずご確認ください。
日本人であれば、日本語サポートがあることは安心材料でしょう。そのため、このページでは日本語対応・日本語サポートがあるブックメーカーのみを集めて比較分類しています。(英語が堪能であれば、選択肢は大きく広がります)
次に、入出金がスムーズかどうかは重要ポイントです。賞金を回収してこそのオンラインスポーツベッティング。仮想通貨を使いたいなら、その利用可否も判断基準になります。
サイトの使いやすさも大事。どのサイトも使っているうちに慣れるためそれほど重要ではありませんが、あまりにも使いにくければ、たとえ日本語対応でも避けるべきです。(そんなサイトは滅多にないですが…)
マーケット(賭けられるスポーツとオッズの種類)に、自分が賭けたいスポーツが対応しているか、十分な選択肢があるかも、投資(利益重視)で賭けるなら気になるところです。
あとは、ボーナスやフリーベットのイベント企画、VIP特典の有無、生中継の配信があるか、キャッシュアウト機能(途中での損切りできる機能)やベットビルダー機能(オッズ自作機能)、そのほかオプションが便利か・自分の目的に合うかどうかも考慮の基準となります。
ブックメーカー選びの判断材料
- 日本語対応かどうか
- 日本語サポートがあるか
- サイトは操作しやすいか
- 入出金はスムーズか
- 入出金手段はあるか(使える手段があるか?)
- マーケット(オッズ)の種類は十分か
- ボーナスイベントの量・種類は十分か
- 生中継・その他のオプション機能の有無
ブックメーカーのサイトはこれらの視点からチェックして、自分の目的に合わせて選択します。上記の1~4番は基本的な基準(日本語対応かどうかは必須ではありません)で、5-8がプレイヤーによって分かれるところ。
例えば、「ネット口座を使わずにビットコインで入出金したい!」なら、ビットコインを直接入金・出金に使えるサイトに限られます。相撲に賭けたい、競馬に賭けたいなどの特定のスポーツに関心があるなら、オッズを出しているブックメーカーで登録します。
ボーナスをたくさんもらってお得に遊びたい、好きなチームの応援賭けメインで趣味として付き合いたい、投資という感覚を持って本格的に利益重視で賭けたい、スポーツの生中継が見たい、という方向性や目的によっても最適なサイトは異なります。
これらを総合して、選択基準とプレーの目的別にサイトを分類したのが次の表です。
日本語ブックメーカー比較一覧表
利用スタイルで比較 | |
---|---|
バランスが良くメインで使える | Sportsbet.io, Stake, bet365, WilliamHill |
投資・稼ぎ重視なら必須 | Pinnacle |
入出金で比較 | |
カードで入金しやすい | 10bet |
仮想通貨で入出金できる | Sportsbet.io, Pinnacle, 20bet, Stake, Cloudbet, 1xbet, GGbetほか |
マーケットで比較 | |
オッズの種類 | 解説を参照ください |
競馬対応 | Sportsbet.io, bet365, William Hill, Pinnacle, 20bet, betway |
特典・機能で比較 | |
ボーナスイベントが豊富 | Sportsbet.io, Stake, WilliamHill |
スポーツの生中継配信あり | bet365, 188bet, Stake, 20bet, Betway, WilliamHill* |
仮想通貨で直接ベット可 | Sportsbet.io, Stake, 1xbet, Cloudbet |
この分類では、極端に使い勝手の悪いところはたとえ日本語対応でもあらかじめ除外しています。
いくつかの項目については、以下の補足解説をご覧ください。
バランスが良い必須日本語ブックメーカー
何をもって「バランスが良い」とするかは主観的判断もあって難しいところですが、賭けられるスポーツ・オッズの種類・量、入出金のしやすさ、サポート体制、プロモ、機能のすべてにおいて優良で日本人ユーザーが絶対におさえておくべきブックメーカーはSportsbet.io(スポーツベットアイオー)、Stake(ステーク)、bet365(ベット365)、William Hill(ウィリアムヒル)の4社。
スポーツベットアイオーとステークは仮想通貨と法定通貨どちらでも賭けられるブックメーカーで、両者ともに人気が爆発的に伸びています。使いやすさに加えて、追加賞金がもらえるボーナス企画が頻繁に開催されますし、オッズ自作・キャッシュアウトなど機能も充実。
Bet365は世界最大のブックメーカー。賭けの種類豊富、ユーザーは生中継が視聴できる、2021年から日本語サポート開始で文句なしのクオリティとなりました。
ウィリアムヒルはブックメーカー業界の老舗ブランドの大企業で、安心感はナンバーワン。マニアックな賭けの切り口やスペシャルオッズが大量に出ます。
これらを併用すれば十分にプレーを楽しめます。日本語ブックメーカーのなかでは特に優秀なサイトです。
投資・利益重視のプレーなら追加
ただ、もしも「稼ぐこと・儲け最優先」としてスポーツベッティングに取り組むなら、上記のサイトにPinnacle(ピナクル)を加えてください。
ピナクルはほかのブックメーカーと違って、業界で唯一「プロギャンブラー歓迎」を公言しているブックメーカーです。基本的に、どれだけ儲かってもプレイヤーを締め出す制限(賭け金の上限を下げたり、アカウントの閉鎖措置)がありません。
賭け式の種類はウィリアムヒルやbet365などに比べると少ないです。ただし、ピナクルは平均して他社よりも高い倍率を提供するため、ピナクルを使った方が的中時の賞金が多くなります。
このような特徴から、ピナクルは特に中〜上級者に好まれるサイトです。日本円換算で月に数十万円単位の利益を得ているセミプロから、百万円を超えて稼ぐようなプロプレイヤーに最も評価されています。しっかり予想を立てて賭けるという玄人的な利用に最適です。
2019年にサイトがリニューアルされて使い勝手が向上し、オッズの種類も増えました。
入出金で比較-資金管理しやすい日本語ブックメーカー
ブックメーカーを使ってスポーツベッティングを楽しむためには、まず資金を入金できないと始まりません。また、獲得した利益をきっちり出金できることも大前提。
カードで入金しやすい(最初に手間がかからない)
ブックメーカーへ資金を入金する一番手っ取り早い方法は、クレジットカード・デビットカードでの入金です。多くのサイトはVISA・マスターカードが使えます。
ペイズのようなネット口座も入出金のスタンダードな方法として使われていますが、ネット口座を使うなら、先に口座開設しないといけません。しかし、いますでに持っているカードを使う場合、事前準備は必要なし。利用したいブックメーカーで会員登録してサッと入金し、すぐにプレーを開始できます。
使用するカードによってはシステムの関係で決済を弾かれることがありますが、10betは比較的に入金しやすいです。
ビットコイン(その他仮想通貨)で入金できるブックメーカー
最近は仮想通貨で入出金できるサイトも増えてきました。
当サイト掲載の日本語ブックメーカーでは、スポーツベットアイオー、Stake(ステーク)、20bet(トゥエンティベット)、1xbet(ワンエックスベット)、Cloudbet(クラウドベット)、10ベット、ピナクル、そのほかいくつかのサイトが仮想通貨で入出金できます。
ブックメーカー選びの基準として、冒頭で「入出金しやすいかどうか」ということにも触れましたが、仮想通貨の利用に慣れているならこれらのサイトとの資金のやりとりはとても簡単です。しかも日本円換算で数百万円を超える高額出金も数分で手元に戻ってくるため、高額ベッターには非常に使い勝手が良い。
スポーツベットアイオー、クラウドベット、ステークは、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、リップルなどを送って、そのまま賭けてプレーすることも可能です。それ以外のブックメーカーは、アカウントで設定した通貨(日本円や米ドルなど)に両替されて着金します。
賭けけられるオッズの種類や量で比較
さて、次は賭けられるスポーツ・オッズの種類による分類です。
オッズの量が多いブックメーカー
既述のとおり、ブックメーカーでは同じ試合・同じイベントであっても賭け方の種類やオッズの量が違います。具体的にはこちらをご覧ください。
(10bet)
サッカーのチャンピオンズリーグの「バルセロナvsドルトムント」の試合で、10betでは170通りのオッズが用意されていました。
(Pinnacle)
同じ試合のオッズを同時刻にチェックしたところ、ピナクルは64通りでした。
(Sportsbet.io)
スポーツベットアイオーは111種。
(William Hill)
ウィリアムヒルは283個の選択肢がありました。
このようにサイトによってバラバラです。
賭けの選択肢が多いという点で言えば、上記のウィリアムヒル、そのほかBet365、20bet、1xbetが日本語ブックメーカーのなかではトップクラス。
冒頭でもお伝えしたように、ネットでスポーツベッティングをする際は2~3のサイトを併用するのが基本なので、サイトごとのオッズの量をそこまで気にすることはありません。それぞれに資金を入れておき、予想に応じて使うサイトを選んでださい。
競馬対応のブックメーカー
もしも競馬が好きで、凱旋門賞やドバイW杯、そのほか日本の競馬を含む世界中のレースに投票したいということなら、ブックメーカーを選ぶ必要があります。
競馬は、ブックメーカーによって取り扱いの有無と充実度が異なります。日本語ブックメーカーだとウィリアムヒル、スポーツベットアイオー、bet365、ベットウェイ、20bet、1xbetなどが対応しています。
競馬の賭け方について詳しくはブックメーカーの競馬オッズの賭け方や対象レース・使えるサイトなど総合解説!【必読】を参照ください。
特典・機能で比較
次は、ボーナスイベントの量やサイトの機能面での比較です。
フリーベットやプロモが豊富で楽しめるブックメーカー
ブックメーカー各社はそれぞれ、新しいプレイヤー向けに「新規登録で特別ボーナスプレゼント」や「初回入金時に100ドルのボーナス支給」などの特典をつけたり、既存のプレイヤーに「今日のこの試合に賭けたら、負けても返金!」など、いろいろなプロモーションを用意しています。
このような企画そのものは業界的には一般的なことですが、その頻度や切り口はブックメーカーによってさまざま。そこで、群を抜いているのはスポーツベットアイオー、ステーク、ウィリアムヒルです。
スポーツベットアイオーでは、「●連勝したら10万円プレゼント!」「プレイヤー同士で競争して1位になったら●BTCを山分け!」など、条件クリアで追加賞金がもらえるイベントを頻繁に開催していて、ボーナスイベントの量は異次元です。ステークも同じく、スポーツごとにさまざまな切り口のオファーを用意します。
ウィリアムヒルは、新規登録時のボーナスはもちろん、注目イベントや国際大会などに対して「条件を満たす賭けをすればフリーベット(リスクなしで賭けられる架空の資金)プレゼント」という企画を頻繁に開催します。
これらのブックメーカーは、ヘビーユーザー(VIPプレイヤー)向けにスポーツ観戦やカジノへの招待旅行も提供します。ウィリアムヒルではプレミアリーグの観戦招待、スポーツベットアイオーはW杯、F1のシンガポールGP、その他数々の実績あり。
ほかのブックメーカーもユニークはプロモーションをよく開催しますが、VIP特典の充実度までを含めると、スポーツベットアイオー、ステーク、ウィリアムヒルがベッターには魅力的。イベント企画を楽しみながらエンタメとしてプレーするにはうってつけです。
仮想通貨で直接ベットできるブックメーカー
「仮想通貨で入出金できるブックメーカー」の項目でも触れたとおり、スポーツベットアイオー、クラウドベット、ステーク、1xbetはビットコインをはじめ各種の仮想通貨をそのままスポーツに賭けて賞金を稼ぐことができるブックメーカーです。
これらのサイトは1つのアカウント内でBTC、ETH、USDT、LTC、XRPなどを分けて管理でき、自分の好きな通貨で賭けてプレーできるようになっています。また、JPYにも対応しているため、仮想通貨に興味がなければ日本円で楽しむことも可能です。
仮想通貨をスポーツベッティングで増やしていけるという点は、仮想通貨に関心があるプレイヤーにとって非常にありがたい機能。まだ一度もビットコインを持ったことがないと「怪しい」「ややこしそう」という印象からとっつきにくいのは否めませんが、ビットコイン自体は世界中で1つの送金ツール・暗号資産としてすでに認知されていますから、まだまだ価格の大きな変動はありながらも価値が消えてしまうことはないでしょう。
買って保有しているだけだと、単に値上がり値下がりに一喜一憂するだけ。一方でスポーツに賭けてうまく増やしながら値上がり時に日本円に変えれば、賭けによる利益とキャピタルゲインをセットで狙えます。
スポーツの生中継が観られるブックメーカー
スポーツベッティングで一番楽しいのは試合中に賭けること。これをライブインプレーベットと言います。そこに「試合を観戦しながら」という要素が加わるともっとエキサイティング。スタジアムで生で観ながらスマホでオッズをチェックして賭けたり、またはスポーツバーのTVモニターで観ながら賭けたりすると最高です。
ですが、わざわざ外出しなくても同じことができます。ブックメーカーによってはユーザー向けにスポーツの生中継(ライブストリーミング)の配信サービスがあり、サイト上で各種スポーツの視聴を楽しめます。
日本語対応ブックメーカーではbet365、20bet、188bet、ベットウェイ、Stake、ウィリアムヒル*などが配信を行なっています。(ウィリアムヒルはイギリスや欧州の一部地域に住んでいるユーザーのみが対象)
bet365と20betは安定していて、大量のスポーツ中継が見放題。
配信対象となるスポーツは、サッカー、テニス、バスケットボール、野球、バレーボール、卓球、アイスホッケー、ラグビー、クリケット、スヌーカー、ダーツ、eスポーツ、その他多数。これらスポーツのどのリーグ、大会、試合が配信対象かはサイトごとに、またシーズンによっても違います。しかし、いずれにせよ地上波のテレビはもちろん、有料専門チャンネルでさえ取り扱っていないようなスポーツ・試合などを実質タダで観戦できるため、スポーツファンならこれらのサイトに登録しておくだけでも価値があります。
ブックメーカー比較まとめ/目的別の使い分け
いかがでしょうか?ブックメーカーのサイトはそれぞれに違った特徴や機能を持っていることがご理解いただけたかと思います。
サッカー、テニス、野球、バスケットボール、アメフト、ラグビー、アイスホッケー、バレーボール、卓球などのスポーツはどのブックメーカーでも賭けることができるため、例えば「Jーグに賭けたい」「プロ野球に賭けたい」という目的ならどのサイトでも叶います。
そこに「生中継を観ながら」や「ビットコインを稼ぎたい」などの目的が加わると、適するサイトは変わります。
「初心者なのでとにかく手軽なサイトが良い」「ある程度慣れているので、手軽さよりもオッズの量を重視したい」という基準でも変わります。
記事中で何度も登場したSportsbet.io、Stake、Bet365、WilliamHillは、それぞれ単独でも使いやすいですが、併用することで娯楽・利益重視の両面で十分に対応できます。大変長くなってしまいましたが、これからプレーを始めるなら目的に合わせて2~3ピックアップしてお楽しみください。すでに利用しているブックメーカーがあるなら、サブサイト探しの参考になれば幸いです。