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ブックメーカーの仕組みとは?オッズ計算の根拠や還元率の解説と勝つための考え方

投稿日:2018.4.28 |
ブックメーカーはどうやってオッズを作っている?

スポーツベッティングをしている時、「この賭けはなぜこの倍率なのだろう?」と疑問を持ったことはないでしょうか?例えばサッカーなら「来週のJリーグ、横浜vs川崎は横浜3.60倍、ドロー3.40倍、アウェイの川崎は2.00倍ですよ!」と、あるブックメーカーは提示しているわけですが、この数字の根拠は何なのでしょう?そして、ブックメーカーは私たちプレイヤー(顧客)の賭けを受けるという商売で、どうやって儲けているのでしょうか?

これらのことに深く突っ込んでいくと、単に疑問が解消して知的好奇心が満たされるだけでなく、スポーツベッティングで長期的に勝つためのヒントが見えてきます。

そこでこのページでは、ブックメーカーはどうやってオッズを作っているのか?何を根拠に倍率を設定するのか?どうやって儲けているのか?マージンとは何か?還元率や期待値とは何か?について、そしてそれらの知識をスポーツベッティングに生かす方法をできるだけ噛み砕いてまとめました。

すでに始めている方はもちろん、まだプレー前の方も参考にご覧ください。

ブックメーカーオッズの仕組み

まず、再確認しましょう。ブックメーカーは、プレイヤー達にギャンブルの機会を提供し、オッズを用意し、賭けを受け付け、賞金を払い戻し、そして利益を得ています。つまりこの過程に儲けのカラクリがあるということですね。ウィリアムヒルのように16000人もの従業員を雇い、年間2000億もの利益を出し、ロンドン証券取引所にも上場するような巨大企業に成長できるということは、彼らのビジネスが数字以上に磐石であることを意味します。もしも、「プレイヤーの負けた分が利益」という単純なビジネスモデルなら、うまくいくでしょうか?これだと自身もギャンブルをしているのと同じですし、「反対にプレイヤーが勝ちまくればそのまま損失になるのでは?」と、素人でも分かりますよね。果たして、そんなにシンプルな話なのでしょうか。

ここで言うギャンブルの機会は各種スポーツやイベントの結果予想になるわけですが、基本的な仕組みを理解するためにスポーツ予想をコイントス(表裏を当てるゲーム)に置きかえます。

オッズとは何か?確率とオッズの違い

ブックメーカーオッズの仕組みをコイントスで説明 そもそもオッズとは何でしょうか?言葉としての「オッズ」は、ギャンブルや確率論、統計学のなどの世界でそれぞれ違う意味合いを持って使われています。確率とオッズはよく混同されるのですが、確率とは「ある出来事に対して、起こりうるすべての結果のなかで、特定の結果が起こる可能性」を示す数字です。一方でオッズは「ある出来事のなかで、特定のある結果が起こる確率に対する逆数=起こりにくさ」を示す数字とされます。

難しい話は抜きにして、具体例を見ていきましょう。最初に補足として、日本の競馬では「オッズ=レース後の賭け金の払戻し倍率」を示すものとして使われていますが、日本の競馬とブックメーカーは根本的にシステムが違うギャンブルであるため、そのイメージは一旦忘れてください。

例えば、ある出来事をコイントスとするなら、コインを投げたあとに起こる結果は「表」か「裏」という2つの可能性がありますよね(奇跡的にコインが立つことは除外するとして)。この場合、それぞれの確率は50%ずつとなります。全体(100%)のなかの表50%、裏50%。簡単な話です。この「表」と「裏」の確率をオッズに換算すると、100% ÷ 50% = 2倍 (%表記を小数点の数字になおして1 ÷ 0.5=2)となります。

確率をそのままオッズに換算すると、均等に賭けた場合に胴元側(ゲームを提供する側)にはなんのメリットも生まれません。例えば、鈴木さんが山田さん、佐藤さんにコイントスのギャンブルを持ちかけ、「当てたら2倍だよ」と提示するとどうなるでしょう。山田さんが表に1万円、佐藤さんが裏に1万円賭けると、鈴木さんには1円も残りません。

山田さん 表に1万円賭け
佐藤さん 裏に1万円賭け
鈴木さん 合計2万円預かり

結果が表だった場合

山田さん 当たり 1万円x2倍=2万円
佐藤さん はずれ 賭け金没収
鈴木さん 預かり無し

結果が裏の場合は佐藤さんが勝つだけで、鈴木さんにとっては同じです。また、賭け金が同額ではない場合、鈴木さんもマイナスやプラスになる(要するにギャンブルに巻き込まれる)ことになります。しかし、確率=オッズの状態でゲームを繰り返す限り、最終的には鈴木さんの収支はプラマイゼロに近づいていきます。

このような、確率のままのオッズをギャンブルの世界ではトゥルーマーケット(True Market)トゥルーチャンス(True Chance)100%マーケットなどと呼びます。

果たして、自分にとってなんのメリットも無いのに、トゥルーマーケットのギャンブルを持ちかけるでしょうか?「ギャンブルは胴元が儲かる」という負け惜しみの捨てゼリフがありますが、儲からずに潰れてしまったらプレイヤーは賭けを楽しむ機会さえ失いますよね。つまり、運営費を賄うために少なからず儲かってくれていないと困るわけです。だから、確率をそのままオッズにしたギャンブルは現実にはあリません。すべてのギャンブルは、確率を換算したオッズよりも倍率が小さく設定されています。

マージンが利益のカギ

例えば、このコイントスのオッズが2倍から1.9倍に下がったなら、結果は以下のようになります。

山田さん 表に1万円賭け
佐藤さん 裏に1万円賭け
鈴木さん 合計2万円預かり

結果が表

山田さん 当たり 1万x1.9倍=19,000円
佐藤さん はずれ 
鈴木さん 1000円預かり

二人がもう一度同じように賭け、今度は結果が裏なら

山田さん はずれ 
佐藤さん 当たり 1万x1.9倍=19,000円
鈴木さん 1000円預かり(累計2000円)

鈴木さんは2回のゲームで1000円ずつプラスを得ました。このように、1.9倍に変えると鈴木さんは結果に関わらず1000円ずつ儲かっていきます。「当たったら2倍→1.9倍」という変更は、言いかえると預かった賭け金トータルよりも支払う賞金が小さくなったということで、その差が鈴木さんの儲け。この差の割合のことを、ギャンブルではマージン(Margin)コミッション(Comission)、またはジュース(Juice)ビゴリッシュ(Vigorish、略してVig)、ハウスエッジ(House Edge)などと言います。

このコイントスのマージンを計算してみましょう。計算式は (1 ÷ 表のオッズ) x 100 + (1 ÷ 裏のオッズ) x 100 で、オッズが2倍だと以下のようになります。

(1 ÷ 表のオッズ2倍) x 100 + (1 ÷ 裏のオッズ2倍) x 100 = 100%

このように100%となりました。これがトゥルーマーケット状態。続いて1.9倍への変更後は…

(1 ÷ 表のオッズ1.9倍) x 100 + (1 ÷ 裏のオッズ1.9倍%) x 100 = 105%

このように105%となりました。この100%を超えた分が鈴木さんの取り分です。つまりマージンは5%で、賭け金の総額に対して必ず5%は抜けることを意味します。ここでの例なら、1回のゲームあたり2万賭けてもらって、儲けが1000円。ちょうど5%になっていますよね。

還元率(払戻し率)とは

反対に、山田さんと佐藤さんの立場からみた「このギャンブルで、賭け金総額から自分たちに戻される割合」は、1を105%で割ると計算できます。つまり1 ÷ 1.05で95%、この数字を還元率(払戻率、ペイアウト率、回収率も同じ意味)と言います。2人が賭けた2万円が19000円になって返ってくるので、19000 ÷ 20000 = 0.95、ちゃんと95%ですよね。

では、ブックメーカーでこのマージンを実際に確かめてみましょう。3月に行われたテニスの大阪なおみvsセリーナウィリアムズのオッズで計算してみます。実は、当サイト上のスポーツベッティング計算機で回収率を計算できます。100%から回収率を引いたものがマージンです。

2018WTAマイアミオープン1回戦
セリーナ・ウィリアムズ 2.05倍
大坂なおみ 1.76倍

ブックメーカーオッズの回収率例

このオッズを計算機に入力すると、94.698%と出ました。つまり、100%-94.698%=5.302%がマージン率で、賭け金がそれぞれのオッズにバランスよく揃うと、ブックメーカー側は結果に関わらず総賭け金の5.3%の利益を得ることになります。

これが、ブックメーカーのビジネスモデルの基礎部分。

勝敗予想もスコアのオーバーアンダーも、ハンディキャップも、すべてマージンが設定されています。試しに色々ピックアップして、計算機に放り込んでみてください。マージン率はブックメーカーによって、賭け方によって、またタイミングによっても違います。しかし、いずれにせよ100%を超えることはありません。

ある出来事、例えば「野球のこの試合はどちらが勝つか?(延長の決着含む)」という切り口なら、起こりうる結末は「ホーム勝利/アウェイ勝利」の二つであり、試合後には100%どちらかになりますよね。そのためホーム勝利もアウェイ勝利も起こる確率は本来50%ずつ、トゥルーマーケットならオッズは2倍になるはずですが、ブックメーカーのサイトではそうなっていません。巧妙に調整され、試合結果に関わらずマージン率の分だけ儲けがでるようになっています。サッカーのホーム/ドロー/アウェイなら、正味の確率は3分の1でオッズ3倍が”真っ当”なはずですが、そんなオッズを今後も見つけることはないでしょう。

コイントスのように確率が明確ではないのにどうやって計算している?

さて、ここまでの説明でカラクリの重要な部分であるマージンについてはなんとなくイメージできましたか?ブックメーカーに限らず、この原理はほとんどすべてのギャンブルに当てはまります。つまり、基本的に「確率よりもオッズが小さい。賭け金総額よりも支払う賞金総額が少ない」という仕組みがあるから、ギャンブルの胴元は運営費用を稼ぎ出し、ギャンブルの機会提供というビジネスを続けることができるわけです。

分かりやすい例をひとつ挙げましょう。カジノのヨーロピアンルーレットで、次の目が1~36までのどの数字になるのかをピタリと当てる賭け(ストレートベット)のオッズは36倍です。しかし、ヨーロピアンルーレットには0があるので、実際の選択肢は37通り。よって、オッズが37倍あれば100%マーケットと言えるのですが、36倍なので計算式に当てはめると還元率97.2%、つまり2.7%のマージンが内臓されています。仮に0~37までの全てに1万円ずつ賭けたら、37万円使って賞金は36万円。36 ÷ 37 = 0.972 = 97.2%です。つまり、プレイヤーがまんべんなく賭けて長時間ゲームを繰り返していると、やがて「大数の法則」にしたがってカジノ側は賭け金の総額の2.7%だけ儲かっていきます。

ただ、ブックメーカーはどうでしょう?コイントスの例でマージンのことを説明しましたが、このゲームでは「裏と表の確率が半々だ」ということは明白ですよね。同様に、カジノのルーレットも、(操作されているかも?)という疑惑を除けばどこに落ちるかは完全な偶然によるもので、すべての結果が均等に37分の1の確率です。しかしスポーツは?先の大坂なおみvsセリーナ・ウィリアムズという試合の勝敗は、現象としては確かに「大坂が勝つ」「セリーナが勝つ」の50%ずつの確率ですが、仮に10回試合したら5回ずつ勝つとは決して言えないですよね。コンディション、経験、精神状態などを総じた実力、会場の天候、その他複雑な要素が絡んで結果に影響を与えます。もちろん偶然に左右される部分もあります。「運も実力のうち」ですから。しかしコイントスとは違って結果にはあきらかに運以外が関与します。オッズが1.76倍と2.05倍とアンバランスだったのは、その運以外を考慮しているからなのでしょうか?

ブックメーカーにとって重要なのは「損が出ないように調整すること」

18世紀末にイギリスの競馬場でブックメーカーのビジネスが誕生した際、どの競走馬が勝つかにオッズを与えて的中者に払戻しを行なっていました。その倍率は、運営者の”目利き“によったものですが、同時に、「何倍だとどのぐらい賭けられそうか?」ということも重要でした。つまり、賭け金がほどよく分散されなければ、特定の馬に大量の賭けが集まった際に運営者が大損を食らう可能性があるためです。根本的な部分は今でも同じで、彼らは「何倍だとプレイヤーは妥当だと感じ、賭け金がほどよく両側に揃うか」ということを考えます。

例えば、野球の巨人vs阪神という試合の勝敗オッズがどちらも2倍だとします。これはトゥルーマーケットでしたよね。そこであるブックメーカーは1.9倍にしました。しかし、仮に10人のプレイヤーがいて全員が「巨人に勝つ」と考えて1万円ずつ賭けるなら、実際に巨人が勝った場合は1万 x 10 x 1.9倍 = 19万円(実質9万円)をプレイヤーに支払わなければいけません。その9万円をどのように捻出するのでしょうか?

事前に「プレイヤーの多くは巨人に賭けるだろう」と考えたブックメーカーは、最初からオッズをさらに下げて1.3倍にしました。反対に、阪神へも賭けてもらえるように勝利オッズを1.9倍から2.8倍に変えました。このように巨人1.3倍、阪神2.8倍にすることで、10人のプレイヤーのうち7人が1.3倍の巨人、3人が2.8倍の阪神に賭けました。するとどうなるか?

もし巨人が勝てば1万円 x 7 x 1.3倍 = 9.1万円(実質2.1万円)の支払
阪神に賭けた3人の3万円があるので、差額9,000円プラス

もし阪神が勝てば1万円 x 3 x 2.8倍 = 8.4万円(実質5.4万円)の支払
巨人に賭けた7人の7万円があるので、差額16,000円プラス

どちらが勝っても差益が出ていますね。ちなみに、1.3倍/2.8倍オッズのマージン率は約12%です。この例は簡単なものですが、基本原理はすべて同じで「プレイヤーの嗜好を汲み取って、結果に関わらず利益が出るように調整した」結果が、オッズがアンバランスである理由です。

ブックメーカーオッズ(倍率)は何を根拠に決められている?

ブックメーカーオッズの仕組み

ギャンブルの世界では、ルーレットのような仕組みを確率方式と言います。確率方式ではマージンはルールに組み込まれているので常に一定です。一方、ブックメーカーのような儲けが出るようにオッズを調整する仕組みは相対取引やマッチング方式、ブックメーカー方式と呼ばれます。こちらは賭け手の嗜好や判断を考慮して運営者がオッズを決め、結果が出るまでに偏りを吸収するよう何度も微調整されるのでマージンは常に異なります。

さて、ここまでの説明でマージンやマッチングの原理はイメージできましたか?この2つでブックメーカーがやっていることがなんとなく見えてきたかと思います。しかし、まだ疑問が残りますね。そう、結局「プレイヤーがどっちに賭けそうかなぜ分かるんだ?」「最初にオッズを出すとき、何を理由にその倍率にするんだ?」というところ。一番肝心な部分です。ここは複数の要素があります。

オッズコンパイラーの見解

一つは、オッズコンパイラー(Odds Compiler)の主観や経験則があります。オッズコンパイラーとは、ブックメーカービジネスにおける最も重要な専門職で、簡単に言えばオッズを作る人のこと。またアカウントの管理や不自然な賭けの偏りなどをチェックする役割も担います。ブックメーカー各社にはこのような専門スタッフがいて、彼らがオッズを計算します。ブックメーカーによってはトレーダー(Trader)やオッズメーカー(Odds Maker)などとも呼ばれます。それぞれ高度な計算知識と特定のスポーツに対する専門知識を持ち、彼らの見解がオッズに影響を与えます。

過去の統計データ

しかし、オッズコンパイラーの”目利き”はもっとも原始的な方法で、いくつかのマーケットではそのスポーツの熟練者の見識がオッズに大きく影響することもありますが、近年のブックメーカーでは過去の実績や統計などのデータをより重視します。そもそも、ライブベッティング(試合中の賭け)が主流となった今では、リアルタイムで動く何百もあるオッズを人の計算で矛盾が起きないように調整するのは不可能です。ポワソン分布(Poisson distribution)をはじめその他の分析手法などを用いて「起こりうる確率」を計算し、そこにオッズコンパイラー自身の判断が加わることもあります。要するに、「この選手にこの倍率」という主な根拠はデータということです。特に直近の勝敗結果やスコア等が重視されます。

プレイヤーの嗜好や過去の賭け

そして、加えてオッズに影響を与える要素は「プレイヤーがどう賭けているか?どう賭けてきたか?」というデータです。例えば、先ほどの巨人1.3倍vs阪神2.8倍にたくさんの賭けが集まってブックメーカーがある程度の利益を出したとします。翌年の同じ対戦で、巨人のオッズが1.25倍、阪神2.8倍で、また同じように多くの賭けが集まったらどうでしょう?ブックメーカーは、前回よりもさらに多くのマージンを抜けることになりますよね。つまり、今回のオッズは「前回どのようなオッズでどのぐらい儲かったか」という社内データにも基づいています。彼らはプレイヤーの好みを把握し、自分たちの利益を最大化するためにあらゆるデータを駆使しているということです。

優勝予想のような、選択肢が複数ある場合は?

では、リーグの優勝予想や大会の得点王予想のようなオッズはどうでしょう?これらの賭けは、複数の選択肢がある中で最終的に1つが的中扱いとなります。例えば、Jリーグ(J1)の優勝予想の場合、所属チームは18チームなのでそれぞれ厳密な優勝確率は18分の1、トゥルーマーケットではすべてのチームのオッズが18倍となるはずですよね。しかし実際は、リーグの開幕前だと本命チームが5倍前後で、大穴扱いのチームは100倍や200倍を超えていたりします。

ブックメーカーの優勝予想オッズの仕組み
(2016年のJリーグ優勝予想オッズ)

このような格差も、基本的には統計、一般的な見解、プレイヤーの賭け金の偏りを考慮した結果です。つまり、データと知識、そして「プレイヤーも多くはこのチームの優勝に賭けるだろう」という予測に基づいて最初の倍率が設定され、実際の賭け金の動きとリーグの展開に応じて最終的にマージンが得られるよう調整が繰り返されます。

ところが、場合よっては想定どおりとはいかないこともあります。例えば、イングランドプレミアリーグの2015-16シーズンで優勝したレスター・シティというチームは、リーグ開幕前に5001倍の超大穴オッズを与えられていました。もちろん、ブックメーカーからすると「絶対に優勝しないだろう」と見込んだ倍率です。しかし現実のものとなりました。このときウィリアムヒルでは25名がこのオッズに賭けていたようで、予期せぬ優勝によってプレイヤーは大勝ち、ウィリアムヒルは3億円の損失を計上したと報じられています。事前にキャッシュアウト(賭けを途中で降りて利益を確定させること)をしたプレイヤーがいたり、ウィリアムヒル側から「この利益で妥協しませんか?」と交渉を持ちかけたこともあるようで、本来は当時のレートで4億6000万円の払戻予定だったようです。

ブックメーカーの賭け、特に優勝予想のような長期的なタイプや競馬レース等では、このように判断を誤ると彼ら自身が損をします。そうならないために、他のブックメーカーで相対するオッズに賭けたり、ベット上限を低くするなど様々な方法で損失回避を試みるのですが、本件はそれでも間に合わなかったのでしょう。

ブックメーカーオッズの仕組み知識まとめ

さて、ここまでの解説でブックメーカーのオッズがどのようなものか?そして何を根拠とし、どのようなカラクリで利益を得ているかなんとなくイメージできましたか?改めてまとめてみましょう。

ブックメーカーのオッズは、統計や専門家の見識、プレイヤーの賭けの動向などを総合的に考慮し、常に自分たち(ブックメーカー側)が損をせずにマージン(手数料)を最大化できるように工夫して提示されています。スポーツの結果はコイントスのように起こりうる結果が偶然に委ねられるものではないので、オッズは起こる確率を直接的に反映したものではなく、あくまでブックメーカーによる主観です。しかしその主観がプレイヤーの意向を的確に汲み取っているから賭けがバランスよく揃い、結果に関わらずうまく手数料を稼ぎだすことができているわけです。つまり、ブックメーカーとはスポーツやイベントの結果の予想+ファンや大衆心理を読むプロフェッショナル集団である、とも言えます。

プレイヤーにとっての優位性は?

ここで重要なのは、ブックメーカーは凄い!ということではなく、このような仕組みだからプレイヤーにも勝てる可能性が十分にあるということです。ブックメーカーがやっていることは、見方を変えるとスポーツの結果という不確かな未来をオッズとして数値化し、その是非をプレイヤーに問いかけてギャンブルをしているのと同じ。だから見込み違いで大損することもあるわけで、過去にはプレイヤーの大勝で倒産したブックメーカーも多々ありました。(オンライン化される以前の昔話です)

日本の競馬では、レース直前にプレイヤーの賭けを締め切ったあと、総賭け金から25%を天引きし、残りを各競走馬に賭けられた配分に基づいて後からオッズを計算します。だから、そもそも負けるという概念がありません。(このようなギャンブルの方式をパリミュチュエルと言います)

パリミュチュエルではレース直前までオッズ(投票率)は変動します。競馬をしたことがあれば、「当たったのに、もの凄く倍率が下がっていた!」という経験がありませんか?一方でブックメーカーの場合、的中時は賭けた時点のオッズで払戻しされるため、賭けたあとは他のプレイヤーの影響を受けません。最初からオッズを出して払戻しを約束するブックメーカーと、後から払戻しを計算するパリミュチュエル方式のギャンブル。運営する側からすると、後者の方がリスクフリーで安定していますが、プレイヤーにとってはブックメーカーの方が魅力的。ギャンブルの仕組みがブックメーカーでもパリミュチュエルでも「結果を予想する」という点はどちらも同じですが、リターンの把握しやすさという面では圧倒的な差があります。

この知識を私たちプレイヤーはどう活かす?

では最後に。ここで知った内容を私たちプレイヤーは賭けにどう活かすべきなのでしょうか?

オッズ=確率と誤認しない

ブックメーカーはある意味でプロの予想屋であり、プレイヤーに悟られないように儲ける天才です。彼らが提示するオッズは「非常に精度の高い未来予測」とも捉えることができるので、イベントの結果を判断する目安になり、よってワールドカップやオリンピックなどの優勝予想は見るだけでも十分にスポーツを楽しむ参考になります。

しかし、倍率をそのまま確率と勘違いしてはいけません。「オッズが低い方は確率的に勝ちやすい」と解釈して賭け続けても、徒労に終わります。例えば勝敗予想で毎回「1.2倍」というオッズに賭けるとします。1.2倍を確率に換算すると83.333%。もし確率どおりのオッズなら100回賭けると計算上は83.3回は当たるはずですよね。ただし83.3回当たってもプラマイゼロ、84回以上当たればやっとプラスです。しかし実際は1.2倍のオッズに83.3%の確率が担保されていないため(トゥルーマーケットではないため)、この方法だと予想以上に早く資金は無くなります。

試合予想で「A選手1.3倍/B選手2.8倍」という賭けなら、確かに1.3倍の方が当たる見込みは高いのですが、その見込みはブックメーカーによる解釈にすぎません。また、ブックメーカーはどちらが勝っても儲かるようにこのオッズを設定しているので、結果はどうでも良いわけです。極論ですが、例えば選手Aはここのところ調子が良く連勝していました。一方選手Bは連敗中。そんな組み合わせだからこのオッズなのですが、選手Aは試合直前に食べた果物が当たってハラを壊してしまいました。一方、選手Bは不調の理由が恋人とのケンカで、試合前に仲直りして精神状態が良くなリました。誰もこの事実を知りません。もちろんオッズは変わりません。結果は選手Bが圧勝しました。しかし結果は関係なく、このオッズのマージン率である12%前後の売上げをブックメーカーは得たことでしょう。オッズの大小で見れば番狂わせですが、そうなる根拠は偶然ではなくちゃんとあったわけです。つまり、オッズの大小をそのまま優劣と混同しないことが、本格的にスポーツベッティングで稼いでいくための一歩となります。ここまで些細な情報をリークするのは難しいにしても、「なぜこのオッズなんだ?」という理由を探そうとすることが大切です。時々、意外なところからオッズに反映されていないような、でも結果に影響を与えそうなファクターが見つかったりします。

プロは勝ち続ける

遊びで賭けているようなカジュアルプレイヤーの思考プロセスは「オッズを見る→低い方が当たりそうだと思う→賭ける」という流れになりますが、一方でプロプレイヤーの思考は「予想する→オッズを見る」という反対の流れになります。これは要するにブックメーカーとやっていることが同じだということ。

ブックメーカー側
統計データや見識等を用いながらスポーツを分析して儲かるようにオッズを提供

プレイヤー側
統計データや見識等を用いながらスポーツを分析してオッズが妥当か判断

このように、行為としてはほとんど同じですね。ブックメーカーがスポーツの結果を操作しているわけではなく、彼らも見当違いで損をすることがあることから、反対にあなたの予測が正確であればあるほど、ブックメーカー相手に恒常的に稼ぎ続けられるようになります。これは、ルーレットで的中が続いて「勝ち逃げ」できたのとは根本的に異なり、ツキやタイミングは関係なく実力によって「勝ち続けられる」ようになったということです。スポーツベッティングの面白さはそこにあります。説明してきたとおり、「ギャンブルは胴元が必ず儲かるようになっている」という大原則にブックメーカーも当てはまるのですが、それはプレイヤー全体の話であって、あなた自身に限るとそうではありません。あるデータによると、スポーツベッティングに取り組んでいる全プレイヤーの10%程度が生計を立てられるまでの実績を出すプロプレイヤーだと言われています。彼らは文字通り稼ぎ続けています。

“スポーツ”ベッティングへ

大多数のプレイヤーは負けます。だからブックメーカーのビジネスは成り立ち、ウィリアムヒルは年間に1000億単位の利益を生み出せるわけです。しかし、プロまたは副業や数万円程度の利益を恒常的に得ているようなセミプロも同時に数多く存在しているということを覚えておいてください。あなたが稼げるかどうかはあなた次第。それは同時に、あなた以外の周りが邪魔しない、誰かとの競争ではないことも意味します。それを考えれば、「ギャンブルで儲ける」ということにおいて、これほど取り組みやすいものは他には無いと思います。

ブックメーカーを使ったスポーツギャンブルはスポーツベッティング(Sports Betting)、その言葉のとおり、賭ける対象であるスポーツをよく知ることが肝心です。そうすれば、オッズの裏側がだんだん見えてくるでしょう。

ここでまとめた知識に基づいた戦略やヒントもまだまだあるので、別ページにてまた詳しく解説します。また、稼ぐことを目的としてスポーツベッティングに取り組むのなら、ブックメーカー投資とは?のページもプレーの参考にお役立てください。

ということで、長くなってしまいましたがここまでお読みいただきありがとうございました。

あなたの成功を願っています。

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各ステップごとの解説

1.ブックメーカーで会員登録
新規アカウントの作り方を実例を交えて具体的に解説
2.アカウントへの入金方法解説
ブックメーカーで作ったアカウントに入金する流れやポイントの解説
3.ブックメーカーの賭け方|スポーツベッティングの4つの具体的ステップ
サイト上でオッズを選んで賭ける基本的な流れについて
4.賞金をアカウントから出金する手順
勝って得た賞金をアカウントから手元に引き出す方法について

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すべての基礎解説を見る際はスポーツベッティング入門ページをご覧下さい。

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