ブックメーカーのオッズに対する理解を深め、賭け方のアプローチ考察に役立つちょっと面白いサイトがあったのでシェアします。
SoccerOddsAnalysis(サッカーオッズアナリシス)
名前のとおり、サッカーオッズを分析できるサイトです。プレミアリーグ、ラリーガ、ブンデスリーガなど欧州サッカーの過去数シーズンのオッズをいくつかのフィルターでふるいにかけて、試合結果とオッズの関係を調べることができます。
いろいろ気づきも得られるため、データ好きは必見。
ここでは、概要や使い方について簡単にまとめているので、勝つためのヒント探しにご覧ください。
このページの内容
Soccer Odds Analysisとは?
サッカーオッズアナリシス(長いので、以下の文中ではSOAとします)とはどのようなサイトか?
まず概要を簡単にご説明します。
SOAはサッカーアナリスト向けのオッズと結果の分析ツールで、ブックメーカー複数社が出していた欧州サッカーの過去数シーズンのクロージングライン(試合直前の締め切り時点オッズ)と試合結果を集計しているようです。対象は勝敗予想、オーバーアンダー、あとコレクトスコア。
それを、シーズン年、試合開催月、曜日、キックオフ時刻、直前までの結果、両チームのホームの距離、当日の天候、試合中の各種要素(ボール支配率、シュート本数)などの項目でフィルタリングし、条件を満たした試合が何試合あったのか、そしてもしもその条件を満たした試合(クロージングライン)に賭け続けていた場合の収支(トータルの払戻率)を調べることができます。
SOAの使い方
百聞は一見にしかずで、さっそくサイト画面の様子や使い方をご覧ください。
基本的な操作手順は、①フィルターの設定、②Analyze(分析)のクリックの2つのみ。
フィルターの設定は
「オッズ(確率)」を根拠にするか
「各種条件」に基づくか
の2つのアプローチが可能です。
具体的にみていきましょう。
画面をみると、Probabilities(プロバビリティズ、確率という意味)という見出しの下に、水平にスクロール調整できるバーが4つほど並んでいます。
こちらは、オッズによるフィルター機能です。1x2(ホーム勝利、ドロー、アウェイ勝利)およびオーバーアンダー2.5のクロージングラインを確率に換算し、バー上の青いポイントを右や左へ移動させることで「ホーム勝利が70%以上あった試合のみ」や「オーバー2.5の見込みが50%以下だった試合のみ」など自由にカスタムして抽出が可能となります。
その隣にあるのが各種フィルターです。
ブックメーカー、リーグ、年、月や曜日、時刻、その他いろいろありますね。
ここで条件をセットして画面下部にあるAnalyzeボタンをクリックすると、その条件に一致した試合数と払戻率とそのほか細かなデータが得られます。
実際に調べてみる
では一度実例をお見せします。
私が検証する際は、基本的にはオッズのスクロールバーは使用しません。4本とも青いポイントを両端に揃えて、0-100%まで出力するようにして、代わりにフィルターでいろいろ設定します。
対応ブックメーカーは、Bet365、Betfair、Betsson、ComeOn、CoolBet、Expekt、Marathonbet、NordicBet、Pinnacle、SBObet、Unibet。この平均値(Average)または最高値(Highest)のいずれかでセットするか、あるいは一軒のサイトの情報だけを調べることもできます。
例えばいま使っているサイトがbet365なら、bet365だけを見るのもアリ。日本人に馴染みがないブックメーカーや使用不可のサイトも混じっているため、個人的にはbet365やPinnacleなど単独で検証することが多いです。
次は、Seriesの項目で調べたいリーグを設定します。
プレミアリーグ
チャンピオンシップ
セリエA
セリエB
ラリーガ・プリメーラ
ラリーガ・セグンダ
ブンデスリーガ1部
ブンデスリーガ2部
リーグ・アン
リーグ・ドゥ
エールディビジ
プリメイラ・リーガ
スーパーリーグ
基本的に欧州主要リーグ1部と2部リーグ、あとオランダ、ポルトガル、スイスのリーグが対象となっています。これらすべてをまとめて調査するならSelect Allにチェック、特定のリーグのみを調べるならそれぞれにチェックを入れてください。
対象シーズンは、2011-12から2019-20まで。特定のシーズンのみを見るか、Select Allで全部チェックするか選びます。
後日追記
2019-20以降の最新シーズン情報も随時追加されているようです。
その下に、多様なフィルターが並んでいます。
Monthsでは、1月から12月まで任意の月の結果を抽出できます。全部か、1月のみ、8月のみなどの単月か、8〜10月までなど範囲設定も自由。
WeekDaysは試合の曜日。土日の試合だけ確認したい、あるいは金曜のみ、水曜のみなどで設定可能です。
Match Start Timeはキックオフ時刻です。例えば16時までに開始した試合だけのデータ、17時以降に開始した試合のデータなど指定できます。
Last Matchesでは直前5試合までの結果による条件付けが可能。勝利はW、引き分けはD、負けはL。例えばホーム側の入力欄にWWWと書けば、ホームが直近3連勝(あるいはそれ以上)していた試合のみがピックアップされます。ホームとアウェイ両方にLLと書けば、互いに直近で2連敗以上しているチーム同士の対戦のみが出ます。
Distance Between Teamsは両チームのホームの距離。0kmから最大2500km以内で指定できます。
Weatherは天気。晴れ、曇り、雨などざっくりとした分類から、最低気温-13度以上〜最高気温36以下で気温の設定、風速0mから18mまでの風の設定、湿度0~100%まで細かくセットできます。例えば「雨模様かつ風速10m以上の試合結果はどうだったか?」など。
その下のStatisticsは各種スタッツでの抽出です。ボールポゼッション率、ホーム・アウェイそれぞれの攻撃回数、枠内シュート、枠外シュート本数、コーナーキックの本数などの選択肢があります。
最後のExtra Optionはコレクトスコア(正確な試合結果)の払戻し率を表示させる機能ですが、こちらは対応ブックメーカーでAvarageを選択していないと使えません。
このあとデータの見方をご紹介するために、これらのフィルターを用いてとりあえず下記条件でAnalyzeをクリックしました。
確率:0~100%すべて
対象ブック:bet365
リーグ:プレミアリーグ
シーズン:2018-19
その他のフィルター:設定なし
SoccerOddsAnalysis結果の見方
Analyzeボタンを押すと、画面の下にザザーッといろいろなデータが出てきます。
上記の設定で出力された画面とともに意味をご説明します。
Probability Distribution
まず一番上に、Probability Distribution(プロバビリティ・ディストリビューション)という項目が出力されます。こちらは確率の分布を意味し、設定した条件に合致した試合の1x2オッズの確率換算値がどのあたりに集中しているかが分かります。
1x2 Results Payouts
次の表は、設定した条件に合致した試合数と、そのホーム勝利、ドロー、アウェイ勝利数および割合です。その下に払戻率が載っています。
プレミアリーグの1シーズンの試合総数は380。今回は細かい条件無しで2018-19シーズンを全部指定しているため、きっちり全試合が抽出されていることが分かります。このシーズンはホームが181勝、ドロー71回、アウェイが128勝したようですね。
その下が、平均払戻率とホーム、ドロー、アウェイごとの払戻率を示しています。平均は92.42%。つまり、もしもこのシーズンの全試合でbet365の締め切り時点のホーム・ドロー・アウェイのオッズすべてに賭けていたとしたら、総資金が92.42%になって返ってきただろう、ということを意味しています。
この結果をみて大変興味深かったのは、このシーズンはホームの払戻率が100%を超えて106.58%になっていること。もしホームだけに賭け続けていたら、総賭け金に対し6%の利益が出ていたようです。アウェイオッズで同じことをしていたら2.85%減、ドローで挑戦していたら26.47%減っていたでしょう。
Goal Over/Under Payout
続いては、ゴール数のオーバー/アンダーに関するデータです。
総ゴール数、ホームの得点数、アウェイの得点数、BTTS(Both Teams To Scoreの略で、両チームが得点した試合)、オーバー2.5、アンダー2.5の試合数が並んでいます。
オーバー2.5とアンダー2.5については、平均とそれぞれの払戻率も出ています。このシーズンの結果をみると、オーバーもアンダーも払戻率は95%台だったようですね。
Correct score distribution
次のコレクトスコア・ディストリビューションは、試合終了時のスコアの分布を示したマトリックス表です。
左端に並んでいる0から5までの数字はホームの得点、最下部の0から5はアウェイの得点を示しています。その交わった箇所にあるのが試合数。例えば1と1の交点は32で、結果が1-1だったのは32試合あったことを意味します。ホーム5点、アウェイ3点の5-3は1試合で、これはクリスタル・パレスがボーンマスに勝ったゲームです。
片方が5点を超える試合は載っていません。
Distribution and payout
次のディストリビューションアンドペイアウトの項目は、各種条件で分類された払戻率の一覧表です。リーグ、シーズン、月、曜日、チームごとに、試合数と払戻のパーセンテージを確認できます。
例えば、曜日のタブを開くと、月曜の試合から日曜の試合までそれぞれの結果が出ます。これをみると、月曜の試合はホームの払戻率が低く、反対に火曜日は200%を超えています。もしも火曜日のホームオッズにだけ賭けていたら、約2倍になったということがうかがえます。
チームによる分類のタブでは、全リーグのチームが一挙に表示されており、プレミアリーグのチームだけ、リーガのチームだけ、といった出力はできないようです。よって、探すのが大変。
Fair Odds Calculator
その次のフェアオッズカリキュレーターは、適正オッズの計算機。
フェアオッズ(適正オッズ)とは、ブックメーカー側のマージン(控除)がない純粋な倍率のこと。非常に単純化して言うと、その結果が生じる確率が正確なら、適正オッズぴったりに賭け続けてればどれだけ長くプレーを続けても資金は増えも減りもしません。つまり払戻率100%の状態が維持されます。(例えば、コインの裏表を予想する賭けは裏も表も確率50%。このギャンブルのオッズでは2倍が適正オッズです)
オッズには必ずブックメーカー側の取り分が設定してあるため、確率に対して倍率は少し分が悪いように作られています。だから、「この確率なら本当なら何倍あるとフェアなんだ?」という考察対象として適正オッズは用いられます。
アジアンハンデの結果と適正オッズの一覧もあります。
ヨーロピアンハンデも対応。
ハーフタイム・フルタイムオッズの適正オッズもチェックできます。
個人的には、この機能はあまり参考にしません。なぜなら過去シーズン全体のクロージングラインに基づいた払戻率に対する適正オッズを知ったところで、次の自分の賭けに対してあまり役立たないため。
適正オッズに対する考察は、当サイトのブックメーカーのオッズを確率(勝率)に変換する計算機【適正オッズ付き】をご覧ください。
Statistics
スタティスティクスの項では、抽出した試合のボール支配率、攻撃回数、枠内シュート、枠外シュート、コーナー本数などの分布を知ることができます。
いくつかの切り口でデータ抽出した結果
いかがでしょうか?SOAの使い方や出力されるデータはイメージできましたか?
結構おもしろいですよね。
ここからは、フィルターを組み合わせたデータの事例をご紹介します。
SOA抽出データ事例1
条件
確率:0~100%すべて
対象ブック:bet365
リーグ:プレミアリーグ
シーズン:2015-16〜2019-20まで5年間
その他のフィルター:設定なし
対象総試合:1806
*2019-20シーズンのプレミアリーグのデータは288試合(おそらくコロナによる中断以前までが集計されているようです)で、2015-16と17-18は379試合しかデータがないため、379 + 380 + 379 + 380 + 288 = 1806試合
まず、直近5年間のプレミアリーグの1x2データを見てみました。
ホーム勝利数は826、ドローは433、アウェイ勝利は547試合でした。平均払戻率は96.67%。ホーム払戻率は101.61%。このデータを信頼するなら、5年間ホームに賭け続けていたら1%増えていたようです。
ちなみに、SOAが用意している2011-12シーズンからの全データを集計するとこの数値は99.04%になって100%を下回ります。
平日と週末の違いはあるか?
さて今度は、この5年間の試合の平日と週末の結果を比べてみました。
ディストリビューション&ペイアウトの項目でWeek Daysを選択し、月曜〜日曜の曜日ごとの結果と払戻をみたところ、木曜をのぞいて平日はすべてホームが100%を超えていました。木曜や金曜は母数が少ないため信ぴょう性に欠ける部分はありますが、曜日でこうした違いがあるのもおもしろいですね。
2011-12シーズンから全部をカウントすると、火曜は163試合で112%、金曜は45試合で124%、それ以外は100%以下でした。
SOA抽出データ事例2
条件
確率:0~100%すべて
対象ブック:bet365
リーグ:全リーグ
シーズン:全シーズン(9年間)
その他のフィルター:風速を変えて結果を検証
対象総試合:41401
次は、試合結果に風の強さは影響するのか?ということを検証してみました。対象ブックはやはりbet365とし、SOA対応の全リーグ、9年間の記録41401試合を出力。その後、風速を2mずつ変えて、結果の数値の変化をみていきました。
SOAでは複数の気象情報サイトからデータを引用しているようで、完全に正確ではないようです。(サイト上にもその記載があります)そのため、あくまで参考程度にご覧ください。
風速 | 試合数 | ホーム勝利数 (割合) 払戻率 | ドロー回数 (割合) 払戻率 | アウェイ勝利数 (割合) 払戻率 | 平均払戻率 |
---|---|---|---|---|---|
全試合 | 41041 | 18361 (44.74%) 94.70% | 11074 (26.98%) 95.16% | 11606 (28.28%) 90.74% | 93.54% |
風速2m | 30869 | 13820 (44.77%) 95.35% | 8301 (26.89%) 95.21% | 8748 (28.34%) 90.88% | 93.81% |
風速4m | 13668 | 6156 (45.04%) 96.90% | 3651 (26.71%) 94.54% | 3861 (28.25%) 91.53% | 94.32% |
風速6m | 4767 | 2144 (44.98%) 97.79% | 1285 (26.96%) 94.32% | 1338 (28.07%) 90.24% | 94.12% |
風速8m | 1593 | 715 (44.88%) 98.07% | 444 (27.87%) 97.57% | 434 (27.24%) 89.78% | 95.14% |
風速10m | 491 | 208 (42.36%) 88.37% | 133 (27.09%) 95.23% | 150 (30.55%) 101.90% | 95.17% |
風速12m | 138 | 58 (42.03%) 84.78% | 41 (29.71%) 102.43% | 39 (28.26%) 95.31% | 94.17% |
風速14m | 31 | 9 (29.03%) 50.29% | 16 (51.61%) 168.06% | 6 (19.35%) 64.42% | 94.26% |
こちらは出力したデータの一覧です。払戻率100%を超えている箇所は緑色にしています。
風速が強くなるほど該当する試合は減っていき、風速14m以降は試合数が一ケタ台になるため省略しました。
このデータでは、風速10mを超えるとホームの払戻率が減少し、ドローやアウェイに払戻100%オーバーの状態が見られました。つまり、bet365のクロージングラインが示す確率に反した予期せぬ結果が増えたことがうかがえます。風という不確定要素がホーム・アウェイの有利不利に影響したと言えなくもないですね。
ただ、母数自体も減っているため、勝敗と相関があるとは断定できません。
風速とゴールオーバーアンダーの関係
さて、今度はゴール数の変化をご覧ください。以下は、同じ条件で風速のみ2mずつ変化させたデータの一覧です。
風速 | 試合数 | 総得点 (平均) | ホーム得点 (平均) | アウェイ得点 (平均) | 両チーム得点 (割合) | O2.5 (割合) 払戻率 | U2.5 (割合) 払戻率 | 平均払戻率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全試合 | 41041 | 108629 (2.65) | 61554 (1.50) | 47075 (1.15) | 21267 (51.82%) | 20247 (49.33%) 94.49% | 20794 (50.67%) 93.61% | 94.05% |
風速2m | 30869 | 81688 (2.65) | 46273 (1.50) | 35415 (1.15) | 15975 (51.75%) | 15230 (49.34%) 94.33% | 15639 (50.66%) 93.80% | 94.06% |
風速4m | 13668 | 36037 (2.64) | 20454 (1.50) | 15583 (1.14) | 7031 (51.44%) | 6679 (48.87%) 93.36% | 6989 (51.13%) 94.78% | 94.07% |
風速6m | 4767 | 12334 (2.59) | 6980 (1.46) | 5354 (1.12) | 2367 (49.65%) | 2269 (47.60%) 91.46% | 2498 (52.40%) 91.46% | 93.97% |
風速8m | 1593 | 4134 (2.60) | 2356 (1.48) | 1778 (1.12) | 789 (49.53%) | 736 (46.20%) 88.37% | 857 (53.80%) 99.52% | 93.95% |
風速10m | 491 | 1231 (2.51) | 672 (1.37) | 559 (1.14) | 224 (45.62%) | 211 (42.97%) 80.86% | 280 (57.03%) 105.90% | 93.38% |
風速12m | 138 | 352 (2.55) | 197 (1.43) | 155 (1.12) | 64 (46.38%) | 63 (45.65%) 86.26% | 75 (54.35%) 101.46% | 93.86% |
風速14m | 31 | 72 (2.32) | 38 (1.23) | 34 (1.10) | 19 (61.29%) | 11 (35.48%) 75.16% | 20 (64.52%) 114.52% | 94.84% |
勝敗と違って、ゴール数には特徴的な変化が現れました。風速が速くなるにつれて1試合あたりのゴール数は減少し、風速10m以上ではアンダー2.5の払戻率が100%を超えました。
風速が強かった試合にたまたま得点力のないチーム同士の対戦が多かったのでは?という推測もできますが、そうであればアンダーオッズがあらかじめその両者の実力を考慮して設定してあるはずなので、払戻率100%以下に落ち着くはず。該当する試合が増えてきたらそうなる可能性も否定はできませんが、このデータをみる限りは風速に反比例してゴール数は減る(傾向がある)と仮定しても良さそうです。
ちなみに気象庁によると風速10m〜15mは「やや強い風」と定義されていて、人が風に向かって歩きづらい、傘がさせないなどの影響がでる強さ。そんな環境で試合をやれば、そりゃ普段どおりにはいかないですね(笑)
もちろん、90分間ずっと強風が吹いていることはないでしょう。予想が外れてそよ風程度だった、なんてこともあると思いますし。だからこそ試合前に風の要素を盛り込んで数値化するのは難しい=イレギュラーによって払戻し100%を越えてしまう、という結果が生じるのかもしれません。
こちらは風速10m時のオーバーアンダーの払戻しの推移グラフです。アンダーに賭けていればプラスだったことがうかがえます。なお、bet365ではなくPinnacleで同条件で抽出したら、アンダーの払戻率は109%でした。
風が強くなればゴールが減るという相関関係が本当にあるなら、今後の予想参考材料の一つとして検討の余地がありそう。もう少し考察を続けてまた機会があれば情報ご紹介します。あと、このデータ考察のなかで世界のスタジアムの天気をチェックできるサイトを見つけたので、良かったら参考になさってください。
最近は初心に返って日夜大量のデータを分析しているのですが、やはり楽しい。
サッカーの試合結果と天候・風速との因果を調べているなか、世界のスタジアムの天気が確認できる下記サイト発見。ちょうど今夜の日本代表vsパナマ代表の情報もあり。お役立てをhttps://t.co/r3rzNqia8q#ブックメーカー
— LOB@ブックメーカー&スポーツベッティング (@bookmaker_lob) November 13, 2020
まとめ:Soccer Odds Analysis利用にあたってワンポイント
さて、改めていかがでしたか?SOAの利用方法はご理解いただけましたか?サッカーファン、サッカーに賭けている方、特にデータが大好きな方にとって参考になれば良いかなと思い、使い方をまとめてみました。
このサイトはネットで偶然発見したものなので、フィルターの正確性や真偽については分かりかねますが、それでも賭けのアプローチ方法や切り口を検証する、という目的にはおおいに役立つと思います。
ここでご紹介した2つの事例はあくまで試してみた一部で、他にもフィルターを組み合わせて何十通りかのデータをチェックしてみました。また機会があれば別でまとめてご紹介しますし、ご興味があればご自身でも試してみてください。
最後に補足を加えますと、たとえこのツールでデータの特徴的な偏りを発見したとしても、それは過去の記録でしかありません。リーグごとに違いはあるか?月や曜日やキックオフ時刻ごとの結果の違いは?といった考察で得られる気づきは、あくまで予想のアクセント程度のもの。次のベットに生かすには、試合ごとの分析も当然不可欠です。ブックメーカーには勝てる手法は存在しませんが、その模索が結果的に勝ち越せるようになるための良いトレーニングになりますから、本ページも少しでもその一助になれば幸いです。
しっかり儲けも狙いつつ、引き続き共に楽しみましょう!