ブックメーカーでバスケに賭けることはバスケットボールベッティング(Basketball Betting)と言い、基本的にすべてブックメーカーにて楽しむことができます。
米国プロリーグのNBAをはじめ、日本のBリーグや欧州各国のリーグ戦、ワールドカップもすべて対象です。バスケットボールは試合の構造上、非常に細分化された勝敗予想やスコアの予想を楽しむことができます。そこがおもしろい。
ということで、そのあたりの具体的な部分も含めてこのページではバスケットボールベッティングの詳細(賭けの対象、賭け方の種類など)を解説します。「ブックメーカーでバスケットボールに賭けてみたい!」とお考えの方は参考にお役立てください。
このページの内容
ブックメーカーで賭けられるバスケの主なリーグや大会

まずは賭けの対象について。大きく分けると、リーグ戦と国際大会の2種類があります。
各国のプロリーグ
バスケの中心的な賭けの対象は、やはり北米のNBA(National Basketball Association)です。NBAは基本的にどのブックメーカーでも賭けることができます。
そして、ヨーロッパ各国で開催されるプロリーグにも賭けられます。
具体的には、スペイン(リーガACB)、ドイツ(ブンデスリーガ)、イタリア(セリエA)、フランス(LNB)、ギリシャ(A1エスニキ)、オランダ(エールディビジ)、オーストリア(ABL)、ポルトガル(LCB)、スウェーデン(バスケットリガン)、ウクライナ(スーパーリーグ)、トルコ(BSL)、デンマーク(バスケットリガエン)、イスラエル(プレミアリーグ)、ベルギー(BLB)、クロアチア(A1リーガ)、リトアニア(LTL)、ラトビア(LBL)、スイス(LNB)、そしてロシアをはじめ旧ソ連圏の国のチームによるVTBユナイテッドリーグなど。
他にもありますが、中小規模のリーグになるほどブックメーカーでの取扱いの有無は異なります。
そのほかの地域では、オーストラリアとニュージーランドによるNBL、韓国(KBL)、フィリピン(PBA)、もちろん日本のBリーグも対象です。また、プロリーグではありませんが全米大学リーグのNCAAもNBAと同じように多くのブックメーカーに賭けることができます。一部のサイトでは、北米の女子リーグWNBAも賭けの対象。さらに南米のリーグも。
とにかく多様。
国際大会
国際大会では、4年に一度のFIBAバスケットボールワールドカップ(世界選手権)、欧州の各国代表によるFIBAヨーロッパ選手権、そしてクラブチームによる欧州ナンバーワンを決めるユーロリーグなども賭けの対象です。
バスケットボールのオッズ解説
バスケットボールの賭けられるオッズは、サッカーやほかのスポーツと同様にリーグおよび大会全体の結果が対象のオッズ、各試合の結果が対象のオッズ、特殊なテーマが対象のオッズ、そしてインプレー(試合中)のオッズに分けられます。
順にご覧ください。(NBAを例に挙げています)
シーズン・大会全体の結果が賭けの対象のオッズ
シーズンや大会全体の結果を対象とする賭けでは、優勝予想オッズが一番メイン。NBAの場合は、ファイナルの結果を予想するシーズン全体の優勝予想のほかに、イースタンカンファレンスとウェスタンカンファレンスそれぞれの優勝予想、さらに6つの地区ごとの1位予想も用意されます。この点はアメリカンスポーツならではですね。
ほかには、ファイナルMVP予想、シーズンMVP予想、新人王、最優秀守備選手、最優秀監督予想など選手個人を対象とする賭けも多数。
NBA以外のリーグ戦ではシンプルに優勝予想のみということが多く、得点王などは一部のリーグのみ用意されます。(さらにサイトによっても扱いの有無は異なります)
カップ戦や国際大会で、トーナメントの前にグループごとの総当たり戦があるフォーマットなら、グループ1位予想もあり。
NBAのシーズン開幕前に賭けられるオッズ
以下は、William Hill(ウィリアムヒル)をはじめ大手のブックメーカーでシーズン開幕前に用意されるオッズのリストです。
・優勝予想(NBAファイナルによって決まるシーズンチャンピオン予想)
・イースタンカンファレンス優勝予想
・ウェスタンカンファレンス優勝予想
・アトランティック・ディビジョン1位予想(EC)
・セントラル・ディビジョン1位予想(EC)
・サウスイースト・ディビジョン1位予想(EC)
・ノースウェスト・ディビジョン1位予想(WC)
・パシフィック・ディビジョン1位予想(WC)
・サウスウェスト・ディビジョン1位予想(WC)
・MVP(最優秀選手賞)予想
・ルーキーオブザイヤー(新人王)予想
・ディフェンシブプレイヤーオブザイヤー(最優秀守備選手賞)予想
・コーチオブザイヤー(最優秀監督賞)予想
具体的には、NBA2019-20をよりアツく!優勝予想オッズやMVP/新人賞予想オッズ総まとめに2019-20のシーズン前に実際に発表されていたオッズをまとめて掲載していますので、参考になるかと思います。
試合結果にまつわるオッズ
試合結果に関するオッズは、勝敗予想、ハンディキャップ付き予想、試合中の総得点のオーバーアンダー予想の3つがメイン。ハンディキャップはスプレッドという名前になっていることもあります。
これらに加えて、得点差の予想(ウィニングマージン)、チームごとの得点、前半(第1&2クォーター)の結果予想、得点が偶数か奇数かなど、さまざまな賭け方が用意されます。
バスケットボールのように得点が大量に動くスポーツでは、普通の勝敗予想よりもハンディキャップ付きの予想オッズの方が、玄人好みの賭け方として一層人気があります。実力差を考慮しながら、予想に合わせて最適なハンデを選ぶおもしろさはやればやるほどハマるかもしれません。
試合前に賭けられるオッズの例
こちらは、ほぼすべてのブックメーカーで試合前に発表されるオッズです。(10bet Japanより抜粋)
Money Line(マネーライン)
どちらが勝つかを予想する普通の勝敗予想オッズのことをMoney Line(マネーライン)と言います。(アメリカのスポーツ賭博業界では勝敗予想をこう呼ぶため、ブックメーカーのサイトでもNBAに限らず米系スポーツは勝敗予想がマネーラインという名称で書かれていることが多い)
ブックメーカーによっては一般的なMatch Bettingと書かれていたり、日本語のサイトなら勝敗予想と普通に書いてあることも。
Totals(トータルズ)
試合中の両チームあわせた総スコア数が、設定された数字を上回るか下回るかで予想する賭け方。いわゆるオーバーアンダー予想。(省略してO/Uと書いているサイトもあり)
例えば画像のオーランド・マジックのオーバー221.5オッズに賭けたなら、両チームの合計スコアが222点を超えると的中。222点以下ならアンダーの方が的中となります。
Spread(スプレッド)またはHandicap(ハンディキャップ)
ハンデをつけた勝敗予想。自分が賭けたチームに与えられているハンディキャップを試合後のスコアに足して、勝敗を判断します。
Race To 25 Points(レーストゥXポインツ)
どちらのチームが先に25点を超えるのか予想する賭け。サイトによっては、この「どちらが先にX点に到達するか」の切り口で、25点以外にもいくつもの選択肢が用意されます。
Half Time / Full Time(ハーフタイム・フルタイム)
第1&第2クォーターを前半とし、前半のみの勝敗予想と最終的な試合結果を組み合わせて予想する賭け方です。前半は引分け(Tie)もあるため、計6通りのパターンから予想します。
Winning Margin(ウィニング・マージン)
得点差を予想する賭け方。どちらが何点差で勝つのか、いくつもの選択肢が用意されます。
Team Total(チームトータル)
チームごとの試合中の総得点をオーバーアンダー形式で予想する賭け。
Team Total 1st Quarter/1st Half
こちらもチームごとの総得点のO/Uですが、第1クォーターのみ、または第2クォーターまで含めた前半のみを対象としています。
Player Performance(プレイヤーパフォーマンス)
選手ごとの得点数、リバウンド数を予想する賭けもあり。画像は日本人ファンが注目するウィザーズの八村塁選手のもの。
Quarter Handicaps(クォーター・ハンディキャップ)
各クォーターごとのハンディキャップ付き勝敗予想オッズもあります。(画像はSportsbet.ioのオッズ)
Team With Highest Scoring Quarter
ひとつのクォーター内で最も多く得点するのがどちらのチームかを予想する賭け。
Team Total Odd/Even
得点が奇数(Odd)かEven(偶数)かをチームごとに予想する賭け。
Game Total Odd/Even
両チームあわせた合計得点が奇数(Odd)かEven(偶数)かを予想する賭け。
これらは大手ブックメーカーならどこでも用意される一般的なオッズです。
インプレーオッズ(試合中のオッズ)
(Sportsbet.ioのバスケのインプレー画面)
前述のとおり、試合中はクォーター単位での賭けの種類が多くなります。
これまでにご覧いただいた勝敗予想、得点予想、スプレッド、得点差、奇数偶数などがクォーター単位で画面上に並び、これらのオッズに賭けて的中すれば、試合終了を待たずにクォーター終了時点で随時払い戻されます。各クォーターは10分単位(NBAは12分)なので、即金性が高い。
サッカーでは前半・後半で流れがガラッと変わることがありますが、バスケの場合はそれがクォーター単位でも起こるため、試合中の勝敗やハンディキャップ予想では思わぬ高オッズが獲れることもしばしば。選手の交代は展開を変える大きな原因となるため、要チェックです。バスケの観戦がお好きなら特に、試合を観ながら「このオッズ狙い目じゃないか?」と、多くのチャンスを見つけることができるかと思います。
ブックメーカーの利用準備が整ったら、ぜひ一度試合中にオッズをご覧になってみてください。
ブックメーカーのバスケットボールベッティング解説まとめ
ということで、ざっとバスケットボールへの賭けについて解説してきました。
基本的に世界中のリーグや大会が賭けの対象で、メインはやはりNBA。北米大学によるNCAAも人気。日本のBリーグは日本語対応のブックメーカーでは普通に賭けることができます。ワールドカップは世界中のファンの関心事。NBAはシーズン期間が10月から翌年6月、ユーロリーグは10月から翌年5月とほぼ重複しているため、この8~9ヶ月間はブックメーカーのサイトを随時ご確認下さい。
賭けられるオッズは勝敗からスコアまで幅広く、特に試合をクォーターごとに細かく区切った賭けがおもしろい。リーグや大会の開幕前には優勝予想オッズや得点王などに賭け、試合前〜試合中にはそれぞれ予想を立ててお楽しみください。
どのブックメーカーでもバスケットボールは賭けの対象ですが、優勝予想系のオッズなら日本人プレイヤーはWilliam HillやSportsbet.ioあたりで十分満足できるかと思います。(他のサイトでも賭けることはできますが、この2社は個人賞に対してもオッズが多い)
試合ごとの賭けも、この2社はかなり充実しています。また、もし完全にゼロからであれば準備が楽な10bet Japanなら最速でプレーを開始できるため、アカウントをご準備ください。そのほかにも良いオッズを出すサイトは多いので、状況に合わせてチェックを。
バスケットボールベッティングとは何かを一言でいえば、試合観戦やバスケ自体の楽しみ方を変える最高のエンタメ。
賭けの戦略やヒントなども随時解説していきますので、プレーの参考になれば幸いです。