ブックメーカーのJ1優勝オッズ
海外ブックメーカーではJリーグも当たり前のように賭けの対象として扱われていますし、近年はファンのあいだで普通に親しまれるようになってきました。大手ニュースメディアが2月のシーズン開幕前に「英国ブックメーカーの今年のJ1優勝オッズは…」と取り上げることもここ数年は風物詩に。
サッカーに限ったことではありませんが、優勝オッズはシーズン全体の楽しみに刺激を与える良いスパイスになります。
各チームのざっくりした評価としてチェックするだけもよし、自分がサポートしているチームに実際に賭けておくもよし。あるいは上位争いに食い込みそうなチームをいくつかピックアップして賭けておけば、終盤戦が一層アツく楽しめます。
あとはシーズン後に再確認すれば、その年が前評判どおりだったか波乱の結果だったのか振り返る参考にもなります。
このページではJリーグファンのための記録帳として、ブックメーカーがシーズン開幕前に発表した優勝予想オッズと各シーズンの最終順位や各種データをまとめました。Jリーグ(J1)をもっとエキサイティングに楽しむ参考資料としてお使いください!!
2023年のJ1優勝予想オッズ【最新シーズン】
2023年J1優勝予想オッズ
横浜Fマリノス 3.25(2.62)
川崎フロンターレ 3.50(3.50)
サンフレッチェ広島 5.50(23.00)
名古屋グランパス 9.00(21.00)
鹿島アントラーズ 9.00(6.00)
浦和レッズ 10.00(7.00)
FC東京 13.00(21.00)
セレッソ大阪 17.00(17.00)
ヴィッセル神戸 23.00(26.00)
柏レイソル 34.00(21.00)
アルビレックス新潟 41.00(81.00)
コンサドーレ札幌 51.00(29.00)
ガンバ大阪 51.00(67.00)
サガン鳥栖 81.00(81.00)
横浜FC 81.00(67.00)
アビスパ福岡 101.00(101.00)
湘南ベルマーレ 101.00(81.00)
京都サンガFC 101.00(101.00)
2/16時点
()の数字は開幕3週間前
こちらはブックメーカー「ウィリアムヒル」による2023年2月16日時点(開幕前日)のJ1優勝予想オッズです。カッコの数字は、1月27日時点の初期オッズ。この3週間で大きな変化があったため追記しました。直前オッズで本命は横浜Fマリノスの3.25倍、対抗は川崎フロンターレの3.5倍となっています。
昨年3年ぶりに王座に返り咲いたマリノスがトップ、3連覇を逃したフロンターレが僅差で次点。マリノスのオッズは初期値から開幕までにやや上がりました。3番手はサンフレッチェ広島の5.5倍で、こちらは23倍から大きく下落。4番手の名古屋グランパスも21倍から9倍に下がり4番手に。両チームへの賭けの集中が感じられます。相対的に鹿島アントラーズが6倍から9倍となり、新監督のもとで臨む浦和レッズも7倍から10倍に。
今季昇格組のうち、1年でJ1復帰を果たした横浜FCは81倍。昨年J2を制して6年ぶりにJ1に挑むアルビレックス新潟は41倍。最高倍率はアビスパ福岡、湘南ベルマーレ、京都サンガの101倍です。
ケビン・マスカット体制3年目のマリノスは、昨年のうちに中川輝人、レオ・セアラなど前線の2人が退団。また2月に入って、守護神の高岡陽平も海外移籍交渉のためチームを離脱。オビ、あるいは再加入の飯倉や鹿児島から獲得した白坂、正GKの位置を誰が掴むのか気になるところ。前線はV長崎から植中朝日、大分Tから井上健太が加入。ブラジル人アタッカー陣が牽引し、今季も攻撃的サッカーを展開できるか、それとも。
返り咲きを狙うフロンターレは、長年チームを支えたDF谷口彰悟が海外移籍。それが穴となるか否か。柏から加入したDF大南拓磨、さらにDF松長根悠仁、DF高井幸大、MF大関友翔ら、U18からトップ昇格した面々には期待がかかります。前線の注目は、鳥栖から戻ってきた宮代大聖、桐蔭横浜大からプロ入りの山田新ら。開幕時点で負傷中のLダミアンや小林悠、そして家長らのパフォーマンスは果たして。
2022年のJ1優勝予想オッズと各種データ
2022年J1優勝予想オッズ
川崎フロンターレ 1.25
横浜Fマリノス 6.00
ヴィッセル神戸 11.00
鹿島アントラーズ 17.00
名古屋グランパス 21.00
浦和レッズ 21.00
FC東京 34.00
サガン鳥栖 51.00
セレッソ大阪 51.00
アビスパ福岡 67.00
コンサドーレ札幌 67.00
ガンバ大阪 67.00
サンフレッチェ広島 101.00
清水エスパルス 151.00
湘南ベルマーレ 201.00
柏レイソル 201.00
京都サンガFC 251.00
ジュビロ磐田 251.00
2/10時点
こちらは、ブックメーカー「ウィリアムヒル」が2022年2月10日に出した最初のJ1新シーズン優勝予想オッズです。川崎フロンターレが大本命の1.25倍、対抗が横浜Fマリノスで6倍、3番手はヴィッセル神戸の11倍、そして4番目に鹿島アントラーズが17倍で続きます。昨シーズン独走で連覇を決めたフロンターレが1倍台前半の偏ったオッズとなりました。
フロンターレは鬼木体制6年目。昨シーズン途中で田中碧や三笘薫らが抜け、シーズンオフには旗手怜央がセルティックに移籍。一方、昨季得点王のレアンドロ・ダミアンは契約延長、コンサドーレからチャナティップ、そして大学No.1ミッドフィールダーとも称された法政大学卒の松井蓮之が加入。既存&新戦力の融合で3連覇を目指します。
対抗はマリノス。昨シーズンはリーグ最多82ゴールで2位フィニッシュ。その立役者である前田大然とオナイウ阿道はともに海外挑戦。しかし、マルコス・ジュニオール、レオ・セアラ、エウベルのブラジル人FWトリオは今季もプレー。さらに19~21年にコンサドーレでプレーしたアンデルソン・ロペスが中国・武漢から移籍。前線はよりアグレッシブになりそう。反対にDFではチアゴ・マルチンスやティーラトンら主力が退団。超攻撃的サッカーで3年ぶり返り咲きなるか?
2021年のJ1優勝予想オッズと各種データ
2021年J1優勝予想オッズ
川崎フロンターレ 2.87
鹿島アントラーズ 6.50
ガンバ大阪 8.00
名古屋グランパス 9.00
セレッソ大阪 10.00
横浜Fマリノス 11.00
FC東京 13.00
ヴィッセル神戸 15.00
柏レイソル 21.00
サンフレッチェ広島 26.00
浦和レッズ 29.00
コンサドーレ札幌 51.00
大分トリニータ 51.00
サガン鳥栖 67.00
横浜FC 67.00
清水エスパルス 67.00
徳島ヴォルティス 81.00
アビスパ福岡 101.00
湘南ベルマーレ 101.00
ベガルタ仙台 151.00
2月18日時点
こちらはウィリアムヒルによる優勝オッズ。2月18日時点、ゼロックススーパーカップの2日前に発表された各チームの倍率です。
本命は昨シーズン圧倒的な強さで優勝した川崎フロンターレ。頭ひとつ抜けた2.87倍オッズが与えられています。家長、小林、三笘、田中、脇坂、大島、レアンドロ・ダミアンほか活躍したメンバーは変わらず。18年間フロンターレ一筋だった中村憲剛が昨季で現役引退したため、今季はある意味で新しいスタートとなります。5年目となる鬼木監督は、2017、2018、2020年にJ1制覇。19年はスーパーカップとルヴァンカップ、昨年はJ1とクラブ初の天皇杯制覇で2冠達成と、ここまで素晴らしい成績を残してきました。優勝オッズの評価どおりに連覇なるか注目です。
対抗は鹿島アントラーズで6.5倍。昨シーズンはザーゴ監督が就任してエヴェラウド含め11人の新戦力を獲得。しかし、チーム作りが間に合わずに序盤は低迷。第7節時点で最下位でしたが、徐々にフィットしはじめて26節から32節まで7連勝で猛追。5位フィニッシュでACL出場権を逃しましたが、その分だけ国内に集中できそう。今季はブラジルのサントスFCからピトゥカ、同国のクルゼイロからアルトゥール・カイキらが加入。5年ぶりの優勝を目指します。
3番手はガンバ大阪の8倍です。宮本監督は4年目。今季は松本山雅から広島に期限付き移籍していたレアンドロ・ペレイラ、鳥栖からチアゴ・アウベスらが加入。昨シーズンは2位フィニッシュで、天皇杯も準優勝。過去3シーズンの中でもっとも好成績でしたが共に川崎に破れているため、その悔しさを晴らせるか!?
2020年のJ1優勝オッズと各種データ
2019年のJ1優勝オッズと各種データ
1ステージ制に戻った2017年以降のデータを掲載予定です。スタッツは、Betradarの統計データを引用しています。暫定的にいくつかをピックアップして載せていて、過去の振り返りとして参考になりそうなものは随時追加します。(2017、2018年の記録も後日追記します)
Jリーグのブックメーカー優勝オッズに賭けるなら?
Jリーグ(J1)は、基本的にほとんどのブックメーカーで賭けることができ、オッズの種類も年々増えています。
J1の優勝予想オッズは、大手のブックメーカーサイトにてシーズン開幕の2週間ほど前から出ます。(発表のタイミングは、サイトによってやや前後あり)
サイトに並んだ時点から賭けることができて、自分が賭けたチームが優勝すれば、そのベット時点の倍率で払い戻しです。
例えば2022年シーズンの場合、優勝したマリノスの開幕前のオッズは6倍でした。そのあと、シーズンの半分を終えた5月中旬時点は3.5倍に。以降、ずっと首位をキープしていたためオッズは下がる一方でした。しかし、仮に開幕時点で10万円賭けていれば、あとからの変動は関係なく、6倍 × 10万円 = 60万円の払戻、50万円の儲けです。5月時点の3.5倍で5万円を賭けたなら、3.5倍 × 5万円 = 17.5万円払戻 = 12.5万円の儲け、という具合。
開幕前はもちろん、シーズン途中からもベットは可能。「当たればそのときの倍率で払い戻し」となることを覚えておいてください(プレー中の方はご存知のとおり、全オッズ共通のブックメーカーの基本ルールですね)
各試合ごとのオッズ(勝敗予想やスコアの予想など)は、試合の数日前の発表です。Jリーグ開幕1週間前に開催されるゼロックス・スーパーカップのオッズは、サイトによっては1ヶ月ほど前から出ています。
日本語対応のブックメーカーであれば、WilliamHill(ウィリアムヒル)はスーパーカップのオッズも優勝予想のオッズも発表が比較的早いため、時期が近づきましたら要チェックです。加えて、ウィリアムヒルではJ1の試合ごとのスコアラー予想オッズ(試合中に誰がゴールを決めるか)も賭けることができます。(このタイプの賭けは大手サイトに限られます)
応援している"推し選手"がいましたら、毎節応援賭けをお楽しみください。
このほか、入出金手段が豊富で初心者でもサクッと使えるのは賭けリンや20betなど。大人気のスポーツベットアイオーも銀行振込が使えますし、常設キャッシュバックもあるためお得です。
ブックメーカー評価ランキングも参考に、使用するサイトをお選びください。
-
-
BOOKMAKER RANKING 2023【複数項目精査の本格的ブッキーランキング】
最新版ブックメーカーランキングです。信頼性、操作性、入出金、サポート、ユーザー評価そのほか複数の項目を徹底精査したスポーツブックメーカーのリアルなランキング表です。おすすめブックメーカーをお探しの方はご覧ください!
続きを見る
このページは毎年更新していますので、最新シーズンの前評判チェックと過去の振り返りにご活用いただけますと幸いです!