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カジ旅、チェリーに続きネットベットも!相次ぐSBTechとの提携終了の理由は!?

SBTech(エスビーテック)ブックメーカー

2021年はブックメーカーサイトのリニューアルが相次いでいます。

2月にカジ旅、6月に10bet Japan、3ヶ月後の9月中旬にチェリーカジノ、そして同月末にネットベットがスポーツベッティング部門の一時メンテナンスを発表。

9月末時点ですでに前2つのブックメーカーは新しく生まれ変わって営業を再開しています。しかし、そもそも一体なぜ、このような刷新が続いているのか?

キーワードは「SBTech」

実はこれら4つのブックメーカーサイトには共通点があります。

それは4社とも同じ「SBTech(エスビーテック)」というプロバイダーのシステムを使用していたということ。

SBTech(エスビーテック)logo

SBTechは、オンラインスポーツベッティングのシステムを開発・提供している企業です。

そもそもの話になりますが、ブックメーカーと呼ばれるサイトは「自社でシステムを保有しているオペレーター(サイト運営会社)」「外部業者のシステムをリースしているオペレーター」の2種類があります。

自社でシステムを保有しているオペレーターは、そのブックメーカー企業自身がオッズ作成部署を持っていて、ベット受付から払戻までのプラットフォームを自社開発・管理しています。

例えば、Bet365、ウィリアムヒル、ピナクル、188bet、1xbetなどがこちらに該当します。

一方、「外部業者のシステムをリースしているオペレーター」は、自社とは別の企業が開発したスポーツベッティング用パッケージをサイト内に組み込んで、自社サービスとしてスポーツベットを提供しています。

冒頭の4社や、Casumo、22betなどはこちらです。

このような形態のブックメーカーをホワイトレーベル(ホワイトラベル)と言います。

スポーツベッティングの業界には、SBTechのほかにもKambi(カンビ)Betconstruct(ベットコンストラクト)Betradar(ベットレーダー)Betby(ベットバイ)などいくつものプロバイダー企業があり、ホワイトレーベルのサイトは珍しいものではありません。むしろ多数派。プロバイダー各社のシステムを使用したブックメーカーは世界中に大量にあります。

同じプロバイダーのシステムを使っているサイトは、色が違うだけだったり、レイアウトやナビゲーションが似ていたり、部分的にオッズ倍率も共通しています(注:全部ではなく、サイトごとの設定や賭けの状況によって変わる)

複数のブックメーカーを併用中の方は、気づいたご経験があるのではないでしょうか。

今回、同一プロバイダーを使用したサイトが立て続けにリニューアルに踏み切っているのは、まさにサイトの裏側を支える「SBTech」に関係しているようです。

ブックメーカー各社がSBTechと提携解除している背景

SBTechは2007年創業、現在は世界10ヶ所にオフィスを構えて従業員約1300名を抱える業界有数のプロバイダー企業です。本社はブルガリア。2021年時点で、同社のシステムを使用したホワイトレーベルブックメーカーは50以上あります。

同社は、2019年12月にアメリカのDraftkings(ドラフトキングス)に買収され、2020年から傘下に入りました。

DraftKings(ドラフトキングス)

DraftKingsは2012年創業、アメリカ・ボストンを拠点にスポーツベッティングやファンタジースポーツを提供するオペレーター&プロバイダーです。米国企業では最大規模を誇り、ユーザー数は1000万以上。ナスダックにも上場しています。

このDraftKingsが、SBTechの買収に絡んでSEC(米国証券取引委員会)から調査を受けていると2021年6月に報じられました。

内容をざっくりまとめると、Draftkingsは、発表した収支報告書に対して金融調査会社の「ヒンデンブルグ・リサーチ」のレポートに基づく証券取引所法違反を指摘され、現在ニューヨークの地方裁判所に提訴されているようです。

レポートによると、SBTechはスポーツベッティングが違法まはた法律未整備の地域にサービスを提供しており、同社の収益の50%近くがそれらの地域からのもの、とのこと。そして、マネーロンダリングや組織犯罪につながる恐れがあると主張。

SBTechは、法律未整備地域へは「BTi」という別ブランド名のプロバイダーでもサービス展開していました。しかし、Draftkingsの傘下に入ったことで、今回の指摘もあり経営方針の転換・浄化を図っているようです。要は、オンラインギャンブルの法律が定められている地域にしかサービスを提供しない(できない)、と。

SBTechを使用したブックメーカーが相次いでリニューアルしているのは、このような事情が理由だと考えられます。

SBTechの操作性やオッズの種類が気に入って、チェリーカジノやネットベットなどを使用していたベッターにとっては残念な話ですが、これも時代の流れでしょう。

本件の今後や、マーケットのその他の動向もチェックして随時レポートします。

参考
DraftKings Slumps as Hindenburg Research Alleges SBTech Ties to Illegal Gambling, Organized Crime
DraftKings under federal investigation over acquisition of SBTech following short-seller report

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