2022年4月、ロンドンで行われた業界の国際カンファレンスに出席しました。その出張過程でエストニアまで足を伸ばし、スポーツベットアイオーのヘッドオフィスに訪問。
マネージャーやキャンペーン担当者、そして創業者にもお会いし、アイオーの運営企業に関するおもしろい話と、今後のプロジェクトについて色々と情報を仕入れました。
ネット上のスポーツベットアイオーは「スポーツに賭けられるブックメーカーサイト」としての姿しか見えませんが、企業全体の目指すところは想像を超えるほど壮大です。
このページでは、スポーツベットアイオーのオフィスの様子や、ご紹介できる範囲での最新情報などを掲載しています。利用中の皆様は参考にご覧ください!
スポーツベットアイオー運営企業の歴史と現在
スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)は2016年にオープンしたブックメーカーです。このサイトはmBet Solutions NV社が運営していますが、母体は元コインゲーミング(CoinGaming → 現在はYOLO Group)という会社です。
コインゲーミング社は、2014年にオーストラリア人社長のTim Heath(ティム・ヒース)氏が立ち上げました。ティム社長はもともとポーカーが好きなプレイヤーで、ポーカーのアフィリエイトプロモーションも手がけていたそうです。
その当時のアフィリエイトマネージャーに「自分でスポーツブックメーカーを運営したい」と声をかけ、親しい7人で小さなアパートの一室にて創業したのが始まり。
最初にBitcasino.ioを2014年に公開し、その2年後にスポーツベットアイオーの運営をスタート。
創業メンバーの7人は「The Seven(ザ・セブン)」と呼ばれ、今でも社内の研修用ビデオなどで登場するのだとか。(マネージャー曰く、"七人の侍"風)
現在は、会社全体で850人以上の従業員が働いています。2019年に前任のマネージャーから話をうかがった際は300人ほどだったので、3年で倍以上に成長。
エストニアのヘッドオフィスではマーケティング、コンテンツ、技術開発、ユーザーサポートなどを行っており、ブラジル、オーストラリア、ウクライナ、マルタ、フィリピンなど世界各地にも支社があります。
Coin GamingからYolo Groupに社名変更
前述のとおり、母体のコインゲーミングは2021年にYolo Group(ヨログループ、Yolo.io)へ社名を変更しています。
YoloはYou Only Live Once(あなたは一度しか生きない)の頭文字をとったもの。
(yolo.ioのTim Heath氏)
社名変更の理由は、企業としてのあり方をより明確に反映するため。
Yolo Groupは単なるブックメーカーのオペレーターにとどまらず、チャレンジをする人々や企業を支援するという目的でYolo Investmentという部門を作り、ゲーミングやフィンテック業界のスタートアップ・ベンチャーへの投資を積極的におこなっています。
YOLOはゲーミング、フィンテック、仮想通貨の分野で80社以上に投資しており、現時点において5億3000万ユーロ以上のベンチャーキャピタルファンドの資産運用をおこなっています。
投資先には、ゲームプロバイダーのOneTouch、イギリスのブックメーカーのBetConnect、オーストラリアのブックメーカーMoneyBall、銀行グループのAims Group、ライブカジノのEvolutionとBombay Club、そしてそのほかのジャンルとして17live、暗号取引所のOSL(HK stock exchange)などがあります。
さらに、地元エストニアのジン蒸留所と協力し、オリジナルのジンを提供しているそうです!
写真はYoloのロゴが入ったクラフトジン。
グループは5つの部門に分かれています。上記の投資部門のほか、Yolo Entertainmentにてスポーツベットアイオーをはじめゲーミングサイト運営し、Yolo Financeではブロックチェーン・フィンテック・入出金関連の事業の他に、さらに次世代オープンソース・ビットコインライトニングネットワーク「coins.io」をリードしています。
Yolo Ventureにてベンチャー企業の支援、そして、Yolo TechというIT部門で、各種システム開発を進めています。
これほど多角的に事業展開しているゲーミング系企業はほかにはありません。
スポーツベットアイオーのオフィスをご紹介
そんな、スポーツベットアイオー(Yolo)のオフィスの様子をご覧ください。
こちらはエントランス。
さすがは仮想通貨関連の会社です。入ってすぐに、ビットコイン、イーサリアム、テザーを購入できる自販機が置いてありました。
画面の指示にそって進めていき、クレジットカード決済で自分のウォレットまたは新たに生成したウォレットに通貨が入金される仕組みです。ただ、レートがイマイチで社員はあまり使っていないそう(笑)
エントランスの奥にはスポーツベットアイオーがスポンサーを務めた各チームのユニフォームが飾ってあります。
オフィスは4階建の自社ビル。見上げると、テック系企業の洒落た雰囲気。
プレゼンルームもあります。ここで新プロダクトの発表が行われたり、PSをプロジェクターにつないでみんなでゲームを楽しんだり。
2階から上に、業務をおこなう部屋があります。EGRという業界の賞を受賞したトロフィーも飾ってありました。この日は休日で、ほとんどのスタッフはオフでしたが、サポートスタッフさんは仕事をされていました。(いつもありがとうございます!)
こちらも業務室。この日はWeb3プロジェクトの企画を担当されている方が働いており、NFTやPlay to Earn(遊ぶだけで稼げる)などの要素を取り入れるアイディアについて語っていただきました(具体化はまだ未定)。
また、YoloはNFTやPlay To Earnの新規モバイル事業のみならず、同時にborrow.ioと呼ばれる暗号担保融資制度にも携わっています。
こちらはミーティング室。部屋にはそれぞれ都市の名前とデザインが付いていて、写真はトーキョー部屋。
4階にはジムもあり。海を見ながらランニングやワークアウトできます。
ジムのとなりにはサウナも完備。
屋上はウッドデッキになっていて、ベンチでリフレッシュも可。ちょうどサウナを出てガウン姿のスタッフが休んでいました。
オフィスビルは近隣にもう一棟あって、主にそちらでサイト裏側のシステム調整(読み込みスピード改善)やオッズ提供、技術開発などが行なわれています。
ボンベイクラブのスタジオ見学
オフィス訪問の同日、ボンベイクラブのスタジオにもお邪魔しました。関係者以外で入るのは初めてだそう。
ボンベイクラブ(Bombay Club)はライブカジノのスタジオです。ブラックジャック、バカラ、ルーレットなどを、画面の向こうのディーラーとプレイする形式のゲームで、フロントのモニターには進行中の各ゲームの様子が映し出されていました。
ライブディーラーの練習室でカード捌きを拝見し、ルーレットのスピンも体験。
完全防音、会話厳禁のスタジオルーム。実際の稼働中に入らせていただきました。
エストニア(タリン)を散策
マネージャー案内のもと、エストニアの首都タリン旧市街(世界遺産)もブラリ。
タクシーで数分のところにある地元のサッカースタジアムへも訪問。
エストニアサッカーリーグの強豪「フローラ・タリンFC」が本拠地とするア・ル・コック・アレーナ。ユースチームと女子チームの練習を、スカウトさながらに見学。
エストニアはランドカジノが合法で、街中にはいくつもカジノがありました。
直接聞いた!Sportsbet.io(Yolo)の今後の凄すぎる計画
さて、ここからはマネージャーとキャンペーン担当のスタッフ、社長様からうかがった話をまとめています。
日本語対応スタッフの体制は?
スポーツベットアイオーでは現在、マーケティングチームに7名、カスタマーサポートに9名の日本人スタッフが在籍しています。サポートは2名がインドネシアで働いており、24時間日本語サポートの体制を支えています。
アフリカにて展開
スポーツベットアイオーは世界中にサービスを展開していますが、最近は特にアフリカに向けても積極的にPRしているそうです。
昨年以降、サイトのアンバサダーにケニアのヒップホップアーティストのキング・カカや、ナイジェリアのシンガーソングライターTekno Miles(テクノ・マイルズ)らが就任しているのはそのためです。
新たな通貨の追加予定は?
スポーツベットアイオーは、もともと仮想通貨専門ブックメーカーとして誕生し、あとから日本円が使えるようになりました。
仮想通貨は最初はビットコイン、イーサリアムなどメジャーな通貨とSOC(オールスポーツ)という特殊な通貨のみ使用でき、その後にリップル、カルダノ、テザー、ドージコインなどが追加されています。
マネージャー曰く、いまでは日本円の利用者も相当数いるようですが、それでも仮想通貨のプレイヤーの方が多いとのこと。
そこで、「今後も新たな仮想通貨の追加予定はありますか?」と聞いてみましたところ、「弊社では常に人気のある新しい暗号通貨を追加することに興味を持っておりますので、お気軽に日本語サポートまでご意見いただければ幸いです」との回答をいただきました。
すでに、ユーザーや関連業者から「この通貨を追加してください」という相談はたくさんあるようです。ただ、その理由はスポーツベットアイオーが導入すると値上がりする可能性があるためで、入出金の利便性アップを目的としていません。
通貨の導入は、流動性や市場価値、将来性などを総合して可否を決めているそうで、実はバイナンスのBNBとBUSDが次に導入予定にあるコインだそうです。
ライブベットの速度は改善中
スポーツベットアイオーは技術部門にて常にサイトの読み込みスピードの改善を図っていて、ユーザーからの声が多い「ライブベットのベット受付速度アップ」にも取り組んでいるそうです。
VIP向けの超豪華プロジェクト進行中!!
訪問日は、休日でありながらも社長は自室でデザイナーと新プロジェクトについて話していました。お邪魔してご挨拶し、いくつかお話をうかがいました。
さらに使いやすく
トピックの1つが、サイトの進化について。
スポーツベットアイオーは、ユーザーが簡単にプレーを楽しめるようにデザインとUX(ユーザーエクスペリエンス)の改善に力を入れて取り組んでおり、社長様より「スポーツベットアイオーの新デザインが登場する予定なので、皆様お楽しみに!」とのメッセージをいただきました。
デモ画面を触った感覚としては、確かにシンプルで使いやすくなっており、非常に期待できそうです。
超豪華ランドカジノ&クルーザー建造中!!
スポーツベットアイオーは、長くプレーしているユーザーやVIPユーザーに対するおもてなしが豪華で、過去にはスポーツイベントの観戦招待(サッカーのワールドカップ、ユーロ、チャンピオンズリーグ、ほか多数)、クルージング旅行や豪華旅行の招待、ギフトのプレゼント等をおこなっています。
マネージャーに、これまでにもっとも高額なギフトは?と聞いたところ、「ドバイの家」だそうです(驚)
そして今は、某所にVIP向けのランドカジノ(http://www.bombay.io)と、仮想通貨でプレーできるカジノクルーザーを建造中とのこと。
コンセプトの資料画像を拝見しながら、社長直々に説明いただきました。
スポーツベットアイオーのサイト内にはVIP向けオファーページがありますので、随時チェックしてみてください。
スポーツベットアイオーの今後に期待!
以上、本記事の内容は普段のプレーには直接関係がない話ばかりだったかもしれませんが、スポーツベットアイオーがどのような会社なのか、イメージは掴めましたでしょうか?
今回スポーツベットアイオー(Yolo Group)のヘッドオフィスにお邪魔して、個人的にもその規模と展望に驚かされました。ゲーミング、フィンテック、ペイメント、その他にも事業展開し、単なるブックメーカーのオペレーターという存在をはるかに超えています。
このような事業拡大の理由は実にシンプルで、すべてユーザーのため。外部業者の動向に左右されることなく、自社完結でサービスを提供し、ユーザーが困らないようにするため、ということでした。
安心してプレーできる体制を整えてくれるのは、いちユーザーとしても嬉しい限りです。
あと、最後に。
当取材レポートを最初に書き終えた際、現地でうかがった話のなかで「開示しても良いか微妙な極秘情報」までたっぷり盛り込んでいたので、一旦マネージャー様に確認をお願いしました。
その後、広報の担当者様と社長様直々にチェックをいただき、「この部分の情報は伏せてください」と言われるかと思いきや、反対に資料画像や追加情報を多数頂戴しました。(そのため、内容確認と追記でレポートの公開が現地訪問日からしばらく経ってしまいました)
ティム社長、マネージャーのY様、キャンペーン担当のS様、広報のご担当者様、お時間をいただきありがとうございました!
当サイトでは、今後もスポーツベットアイオーとグループ全体の最新動向をチェックして随時レポートします。すでに使用中の皆様はもちろん、これからプレーする予定の方も、参考になれば幸いです!
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Sportsbet.ioの詳細解説|特徴・登録から入出金まで使い方の総合ガイド
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